「パラグアイ代表か日本代表に入る」 名古屋U-18所属FWの知られざるルーツと確固たる決意

カテゴリ:日本代表

安藤隆人

2018年08月23日

松岡が別れ際に仲間と交わした言葉は「また会おう」

パラグアイ代表としてSBS杯優勝を経験した松岡(一番左上)。次に仲間たちと再会する時はどちらのユニホームを着ているだろうか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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「日本とパラグアイはやるサッカーも違うし、今回のチームメイトを見ても自分との差が大きかった。でも、その中でみんながすごく明るくて、元気をもらえた。(優勝後)『お前のおかげの勝利でもあるよ』と声を掛けてくれた。今回パラグアイ代表として代表ユニホームを来て、自分の中で火が付きました。

 これから上の年代であるU-19、20のメンバーにも入りたいと思うようになりましたし、あのPK失敗も、日本戦でメンバーに入れなかったことも、自分が強くなるためのきっかけだったと思います」

 喜び、現実、そして悔しさ。この3試合は松岡に多くのことを教えた。特に『代表』というものの重みと、自分のルーツは改めて感じることが出来た。

 大会が終わり、「パラグアイに帰るチームメイトに対して掛ける言葉は?」と聞かれると、松岡はこう答えた。

「そうですね、『また次に会おう』ですね」

 この言葉の意味は深い。また同じ赤と白の縦縞のユニホームを着ての再会なのか。それとも青い日本代表のユニホームを着て、対戦相手としての再会なのか。

「現状に満足せず、U-20ワールドカップを目指したい。その時はパラグアイと日本を選べる状況にしたいと思っています」

 自分の実力を磨き、双方に求められる存在となるために――。松岡ジョナタンは日本でのさらなる努力と成長を誓った。

【SBS杯U-18 PHOTO】日本1-2 パラグアイ|惜しくも敗れるも、世界で戦えるポテンシャルを魅せる!

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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