「今は新たな関係性を模索している最中」(中村)
昨季、リーグ初制覇を成し遂げた川崎の中盤を支えたのは、大島、エドゥアルド・ネットのボランチコンビとトップ下の中村で形成する“鉄板トライアングル”だった。
「俺と僚太とネットで、そのうちのふたりが消されても、誰かひとりが活路を見い出すという関係性でした」と中村が語る3人は、まさに阿吽の呼吸で連係し、川崎のパスサッカーの中心を担った。
しかし今夏にE・ネットが名古屋へ移籍。その代役に指名されたのが、ルーキーイヤーながら開幕から出場機会を増やしていた守田だった。
「俺と僚太とネットで、そのうちのふたりが消されても、誰かひとりが活路を見い出すという関係性でした」と中村が語る3人は、まさに阿吽の呼吸で連係し、川崎のパスサッカーの中心を担った。
しかし今夏にE・ネットが名古屋へ移籍。その代役に指名されたのが、ルーキーイヤーながら開幕から出場機会を増やしていた守田だった。
「守田のフリーランとか身体の強さは活かしていきたいです。それにともなって俺と僚太もちょっとずつ変えていくところもあると思います。ただそうすることで俺と僚太も成長できる。守田の良さを活かすなら、ネットがいた時より俺はもう少し(低い位置に)下りたほうが良いのかなとも感じますし、今は新たな関係性を構築している最中。みんなで補填しながら良さを出していきたいですね」
中村の言葉通り、川崎の中盤の新たなトライアングルはまだ最適な関係性を模索している段階だ。しかし、守田がさらに成長し、プラスアルファをもたらすようになれば、連覇を狙うチームの強力な武器となるに違いない。
「最近は教えることが楽しくなってきて」と笑う中村、「ケンゴさんにいろいろ学んでます」と恐縮する守田、そして日本代表を経験しさらに逞しさを増した大島が今後どんなハーモニーを奏でるのか、要注目である。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
中村の言葉通り、川崎の中盤の新たなトライアングルはまだ最適な関係性を模索している段階だ。しかし、守田がさらに成長し、プラスアルファをもたらすようになれば、連覇を狙うチームの強力な武器となるに違いない。
「最近は教えることが楽しくなってきて」と笑う中村、「ケンゴさんにいろいろ学んでます」と恐縮する守田、そして日本代表を経験しさらに逞しさを増した大島が今後どんなハーモニーを奏でるのか、要注目である。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)