ポゼッションスタイルを志向する神戸にとって、チームの次元を上げるきっかけに
イニエスタの加入は、ポゼッションスタイルを志向する神戸にとっても、チームの次元を上げるきっかけになるのではないか。神戸の前線はウェリントンが好調で、対戦相手のDFに対する脅威となっている。彼が相手DFを引っ張り、中盤にスペースを作れば、イニエスタとウェリントンは相思相愛のコンビになるかもしれない。
また、三田啓貴、藤田直之らの中盤に、イニエスタがどのような変化をもたらすか。
夏場の苦しい時期ではあるが、だからこそ、イニエスタのゲームコントロールが重要とも言える。彼が中盤に落ち着きと余裕をもたらせば、神戸はこの酷暑を乗り切る術を見出すかもしれない。
一方、ルーカス・ポドルスキは残念ながら左足の骨折でドイツへ帰国しており、イニエスタとの早期共演は出来ないが、イニエスタが中盤でフィットすれば、ポドルスキのプレーエリアがゴールに近づくことも期待できる。もちろん、彼にとってはバルセロナから外に出る初めての機会であり、すべてが順風満帆とはいかないかもしれないが、神戸にもらす変化は楽しみだ。
また、三田啓貴、藤田直之らの中盤に、イニエスタがどのような変化をもたらすか。
夏場の苦しい時期ではあるが、だからこそ、イニエスタのゲームコントロールが重要とも言える。彼が中盤に落ち着きと余裕をもたらせば、神戸はこの酷暑を乗り切る術を見出すかもしれない。
一方、ルーカス・ポドルスキは残念ながら左足の骨折でドイツへ帰国しており、イニエスタとの早期共演は出来ないが、イニエスタが中盤でフィットすれば、ポドルスキのプレーエリアがゴールに近づくことも期待できる。もちろん、彼にとってはバルセロナから外に出る初めての機会であり、すべてが順風満帆とはいかないかもしれないが、神戸にもらす変化は楽しみだ。
ただし、外国人枠の問題があり、センターバックとしてプレーしていた韓国代表MFチョン・ウヨンを放出した穴は決して小さくはないだろう。欧州とJリーグはシーズンのずれがあるため、どうしても欧州のオフシーズンに選手獲得に動くと、埋まった外国人枠の問題に悩まされてしまう。だからといって、普段から1~2の枠を空けていれば、そもそも外国人枠を有効に使えない。
この点は外国人枠の撤廃を含めて、イニエスタをきっかけに議論が始まった。Jリーグがさらに成長するためには、避けては通れない問題だ。イニエスタが日本のサッカーに与える影響は、想像以上に大きくなるかもしれない。
文●清水英斗(サッカーライター)
この点は外国人枠の撤廃を含めて、イニエスタをきっかけに議論が始まった。Jリーグがさらに成長するためには、避けては通れない問題だ。イニエスタが日本のサッカーに与える影響は、想像以上に大きくなるかもしれない。
文●清水英斗(サッカーライター)