言わずと知れた知将であるアルゼンチン人のペケルマンは、1994年から2006年にかけてアルゼンチン代表に携わった経験を持つ。現代表の中心であるリオネル・メッシやセルヒオ・アグエロをA代表に引き上げた先見の明を持ち、ワールドユースを三度制覇（1995年、1997年、2001年）するなど、若手の指導にも定評がある好人物だ。
『Ole』は、同国のユース代表を指揮するパブロ・アイマール（U-17）やディエゴ・プラセンテ（U-15）は、いずれも現役時代にペケルマンの薫陶を受けており、68歳の老将の招聘は、若手指導者の育成にも繋がると推測している。
2012年１月から約６年間に渡ってコロンビアと率いてきたペケルマンだが、先のロシアW杯で決勝トーナメント１回戦敗退となった直後から自身の態度を示しておらず、今年８月に契約満了となるタイミングでの退任が濃厚となっている。
ペケルマンの招聘のメリットとカギは？
ペケルマンは、明確なビジョンと長期的プランでの改革を持っており、ユース組織を含めた代表の実権を掌握することを望んでいるとされている。そのため、今後の交渉のカギは、AFAが全権を託せるかどうかにかかってきそうだ。
この４年間で、ヘラルド・マルティーノ、エドガルド・バウサ、そしてサンパオリと母国出身の名うての指揮官を据えながら、長期政権を築くには至らなかったアルゼンチン。次期監督には31歳を迎えたメッシとの世代交代を含め、様々な問題解決が求められそうだが、はたして、南米の雄は一体誰を招聘するのか――。しばらく議論は続きそうだ。
この４年間で、ヘラルド・マルティーノ、エドガルド・バウサ、そしてサンパオリと母国出身の名うての指揮官を据えながら、長期政権を築くには至らなかったアルゼンチン。次期監督には31歳を迎えたメッシとの世代交代を含め、様々な問題解決が求められそうだが、はたして、南米の雄は一体誰を招聘するのか――。しばらく議論は続きそうだ。
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