メッシら選手と適切な関係性を築けず……。
約1か月に渡る激闘が繰り広げられたロシア・ワールドカップは、フランスの20年ぶり2度目の戴冠で幕を閉じた。
その王者に決勝トーナメント1回戦で、まさに引導を渡された格好となったのはアルゼンチンだった。3-4という激しい撃ち合いを演じながら、終始主導権を握られ内容でも完敗。チームに改善を与えられなかった指揮官のホルヘ・サンパオリへは批判が続出していた。
そんなサンパオリは、現地7月15日、ついに解任の憂き目を見た。アルゼンチン・サッカー協会(AFA)が正式に発表している。同協会は、公式サイトでサンパオリとテクニカルスタッフの退任について綴った。
「AFAとサンパオリはアルゼンチン代表チームでのサイクルを終えることを相互同意の下で決めた。またフィジカルトレーナーのホルヘ・デシオ、映像分析官のマティアス・マナとも契約解除した」
その王者に決勝トーナメント1回戦で、まさに引導を渡された格好となったのはアルゼンチンだった。3-4という激しい撃ち合いを演じながら、終始主導権を握られ内容でも完敗。チームに改善を与えられなかった指揮官のホルヘ・サンパオリへは批判が続出していた。
そんなサンパオリは、現地7月15日、ついに解任の憂き目を見た。アルゼンチン・サッカー協会(AFA)が正式に発表している。同協会は、公式サイトでサンパオリとテクニカルスタッフの退任について綴った。
「AFAとサンパオリはアルゼンチン代表チームでのサイクルを終えることを相互同意の下で決めた。またフィジカルトレーナーのホルヘ・デシオ、映像分析官のマティアス・マナとも契約解除した」
サンパオリは、アルゼンチンが南米予選敗退の危機にさらされていた昨年6月に5年契約を結んで就任。チリ代表やリーガ・エスパニョーラのセビージャで実績を残したその手腕でチームに変革をもたらすことが期待されたが、大エースのリオネル・メッシに独善的な態度を許すなど、選手たちとの“適切な関係性”を構築できず……。監督としての威厳を失っていた。
アルゼンチンの全国紙『Ole』によれば、ロシア大会後も代表監督の仕事を続けようとしていたサンパオリは、クラウディオ・タピア会長をはじめとするAFAの上層部に、自身の強化プロジェクトを具体的にまとめた資料を提出したものの、支持を得られなかったという。
そして、「サンパオリにアディオス」と特集記事を掲載した同紙によれば、本人の意に反する形ながら、弁護士とタピア会長が解任に向けた話し合いを進め、契約解除金200万ドル(約2億2400万円)で合意に至ったようだ。
半ば強引に舵を切ったアルゼンチン代表。となると、気になるのは、次期代表監督だが、『Ole』は、具体的な候補者を出している。
他のメディアで候補者とされているディエゴ・シメオネやマウリツィオ・ポチェティーノについて、「彼らはいずれもクラブと長期契約を結んでいる。シメオネは2020年6月、ポチェティーノは2023年だ。彼らとサインするのは事実上不可能だ」とした同紙は、次期監督の適任者として、ホセ・ペケルマンの名前を挙げている。