本番前のマメ知識! 意外と知らない「3位決定戦」と「得点王」の関係性【ロシアW杯】

カテゴリ:ワールド

石川聡

2018年07月14日

高確率で「得点王」は3位のチームから

W杯優勝チームから得点王が生まれたのは、過去にわずか3例しかない。2002年日韓大会のこのロナウドが記憶に新しい。(C)Getty Images

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 もうひとつ、得点王が3位のチームで生まれることが多かったのも特徴的だ。
 
 現在はゴールデンブーツ賞として表彰され、複数選手が同点の場合はアシスト数も考慮されての受賞となるため、純粋に「大会最多得点者」として考える。
 
 過去20大会中、複数得点者がトップに並んだ1962年チリ大会、94年アメリカ大会、2010年大会を除き、単独最多得点者だった他の17大会では、1990年イタリア大会のサルバトーレ・スキラッチ(イタリア)、98年大会のダボール・シュケル(クロアチア)など8大会が3位チームの選手。1大会での最多得点記録(13点)を持つジュスト・フォンテーヌも、58年スウェーデン大会で3位となったフランスのストライカーである。この大会でも準決勝でフランスに勝ったブラジルが初の世界一に輝いている。

 
 ちなみに、優勝チームからは78年大会のマリオ・ケンペス(アルゼンチン)、82年大会のパオロ・ロッシ(イタリア)、そして2002年大会のロナウド(ブラジル)の3人のみ。準優勝は4人で、4位チームで最多得点を挙げた選手はいない。4強以外では、1986年のガリー・リネカー(イングランド)、前回のハメス・ロドリゲス(コロンビア)のふたりで、ともに準々決勝敗退だった。
 
 現時点で得点王争いトップのハリー・ケイン(イングランド)が6点、2位タイのロメル・ルカク(ベルギー)が4点で直接対決となる。両チームのエースストライカーの活躍が、3位確保とも密接に関わってきそうだ。
 
文●石川 聡
 
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