【セルジオ越後】「惜敗」はなんの慰めにもならない。そこに差があることを認識しないと

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年07月03日

今回のワールドカップは良い勉強になったのではないかな

今後の日本の課題は世代交代。柴崎はもっと良い選手になれる。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 今大会を振り返ると、結局10人のコロンビアとの初戦に勝っただけで、セネガル戦では追いつくのがやっとだったし、メンバーを落としたポーランド戦ではレベルの差が明らかだった。そして、ベルギー戦も力負けだ。
 
 たしかに精一杯戦っていたことは認めるけど、これまで実績を積んできた選手たちでも、1勝しか挙げられず、ベスト8への壁は越えることはできなかった。
 
 今後の日本の課題は、世代交代だよ。
 
 今大会はフランスやブラジルなど若返りに成功したチームの勢いを感じる一方で、メッシ擁するアルゼンチン、クリスチアーノ・ロナウドのポルトガル、その他にスペインやドイツなど、「今大会がラストチャンス」だと言われる選手を中心に据えたチームは、早期敗退する傾向にある。世界でも「世代交代の大会」だと言われているようだ。
 
 日本も今大会が終わって、メンバーの多くが変わるだろう。本来なら、今大会までにもっと若い選手が出てきて、どんどんベテランに取って代わらなければいけなかった。ここからさらに上を目指すには、4年というスパンではなく8年とか長期的な対策を練る必要があるよ。
 
 その点では今回のワールドカップは良い勉強になったのではないかな。例えば、ベルギー戦の最後のカウンターのシーン。エリア付近でボールを受けて日本のゴール前まで運んだのは、ゲームメーカータイプのデ・ブルイネだった。これを見て柴崎は何を思っただろうね。ロングパスを捌くだけでなく、自らドリブルで仕掛けて数的優位を作れなければいけない。そういう進化の必要性を感じていたとしたら、彼はもっと良い選手になれるはずだ。
 
 日本代表は、この大会をもって、積み上げてきた多くの“在庫”を失う。新たに日の丸を背負うことになる若手の台頭に期待したいね。

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