「ペレ以来? スゴイよね」“234億円男”エムバペは大会の主役となれるのか

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年07月01日

アルゼンチン戦の勝利ボーナスも慈善団体に寄付

大会直前の今年5月にも『Premiers de Cordee』のイベントに参加。子どもたちより楽しんでいたようだ。(C)Getty Images

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 まさに、シンデレラボーイだ。
 
 1年前の2017年夏、18歳にしてモナコからパリ・サンジェルマンに活躍の場を移した。1年目はレンタル契約だったが、今大会後に1億8000万ユーロ(約234億円)での完全移籍が確定している。17-18シーズンは公式戦46試合に出場して21得点・16アシストの大暴れ。一気にワールドクラスへの階段を駆け上がった。それでも、選手本人は驕り高ぶることがない誠実な青年で、フランス国民のアイドルとなっている。
 
 アルゼンチン戦の数日前に明るみになったニュースが、その人物像をさらにポジティブなものとした。エムバペはワールドカップのノックアウトラウンドでフランスが勝利するたびに、支給されるボーナスの中から1試合・2万ユーロ(約260万円)を寄付するという。フランス国内で活動する慈善団体『Premiers de Cordee』に向けてで、障害を持つ子どもたちのスポーツを支援している。大会後みずから足を運んで、寄付金を手渡す予定だ。
 
 同団体の代表者は『ESPN』の取材に応え、エムバペとのやりとりを説明した。
 
「キリアンは本当に素晴らしい若者です。アルゼンチンと対戦することが決まってすぐでしたね。『僕はそうすることにしたよ』と連絡をくれたんです。以前から時間を見つけては子どもたちに会いに来てくれて、たくさんの励ましと勇気を与えてくれました。子どもたちよりも楽しんでプレーしながらね(笑)。本当に偉大な人格者だと思います」

 
 英紙『The Independent』は、「リネオル・メッシに引導を渡したエムバペが、ロシア・ワールドカップのメインキャストに躍り出る」と持ち上げた。確かにどこか吹っ切れた感があり、守護神ユーゴ・ロリスも「アルゼンチンには唯一無二のメッシがいた。でも僕たちにはキリアンがいた。もはやそれだけの存在と価値がある」と太鼓判を押すほどだ。
 
 飛ぶ鳥を落とす勢いの韋駄天は、一気に頂点まで上り詰めるのか。もはや誰も止められない。
 
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