西野監督は“持っている”
しかし、74分、朗報が届く。コロンビアがリードしたのだ。このままであればセネガルと同勝点、得失点差、総得点も同じながら反則ポイントで上回る日本が2位通過できる。
そういう駆け引きもあり、日本はここからトーンダウンして積極的に攻撃を仕掛けないようになる。82分に長谷部誠を投入してからは「イエローカードをもらうな」という指示もあり、時間稼ぎのボール回しに終始した。果たして、これは正解だったのか。
結果的に日本は0-1の敗戦、セネガルも同スコアで敗れたことで、グループHは1位がコロンビア、2位は日本という順位になった。
セネガルが追いついていたら、日本はグループリーグ敗退を余儀なくされていただけに、かなりリスキーな賭けだった。2位通過できたからよかったものの、運任せのところが強い。
今日の試合運びから判断するかぎり、さすがに6人を入れ替えたのは正解とは言えない。首位通過できるチャンスがありながら、ベストメンバーで戦わなかった点で納得できない部分がある。疲労を考慮して2~3人のチェンジなら理解できるが、やはり6人は多すぎる。その点で、この試合に関していえば6人変更というギャンブルは失敗に終わった。
そういう駆け引きもあり、日本はここからトーンダウンして積極的に攻撃を仕掛けないようになる。82分に長谷部誠を投入してからは「イエローカードをもらうな」という指示もあり、時間稼ぎのボール回しに終始した。果たして、これは正解だったのか。
結果的に日本は0-1の敗戦、セネガルも同スコアで敗れたことで、グループHは1位がコロンビア、2位は日本という順位になった。
セネガルが追いついていたら、日本はグループリーグ敗退を余儀なくされていただけに、かなりリスキーな賭けだった。2位通過できたからよかったものの、運任せのところが強い。
今日の試合運びから判断するかぎり、さすがに6人を入れ替えたのは正解とは言えない。首位通過できるチャンスがありながら、ベストメンバーで戦わなかった点で納得できない部分がある。疲労を考慮して2~3人のチェンジなら理解できるが、やはり6人は多すぎる。その点で、この試合に関していえば6人変更というギャンブルは失敗に終わった。
一方で、終盤のボール回しは肯定できる部分がある。あそこで勝負をしかけて0-2になっていたら元も子もない。イエローカードをもらわず、失点もしないということを考えると、ああせざるを得なかったのかもしれない。
個人的に、スタジアムの特大ブーイングは心地よく聞こえた。グループリーグを勝ち抜くうえであのような駆け引きも必要だ。「これもサッカー」ということを改めて教えてくれる一戦だった。
それにしても、西野監督は持っている。グループリーグの3戦を振り返ると、普段ではありえないことが次々に起こっているのだから。コロンビア戦の退場劇、コロンビアがセネガルを下してくれたこと──。そういう運もワールドカップを勝ち抜くうえでまた不可欠なファクターだ。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
【日本代表PHOTO】日本 0-1 ポーランド|ポーランドには敗れるも…フェアプレーptsの差で2大会ぶりの決勝トーナメント進出!
【データで見る】日本×ポーランド|詳細マッチスタッツ
個人的に、スタジアムの特大ブーイングは心地よく聞こえた。グループリーグを勝ち抜くうえであのような駆け引きも必要だ。「これもサッカー」ということを改めて教えてくれる一戦だった。
それにしても、西野監督は持っている。グループリーグの3戦を振り返ると、普段ではありえないことが次々に起こっているのだから。コロンビア戦の退場劇、コロンビアがセネガルを下してくれたこと──。そういう運もワールドカップを勝ち抜くうえでまた不可欠なファクターだ。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
【日本代表PHOTO】日本 0-1 ポーランド|ポーランドには敗れるも…フェアプレーptsの差で2大会ぶりの決勝トーナメント進出!
【データで見る】日本×ポーランド|詳細マッチスタッツ