「なぜホンダを外した?」ハリルの元右腕はTV番組での問い掛けにどう答えた?

カテゴリ:日本代表

結城麻里

2018年06月25日

「酒井宏樹」と「お掃除」はもはや仏メディアの定番

あらためて仏メディアにも激賞されたのが、日本サポーターの試合後の振る舞いだ。大会を通して流行になる!? (C)Getty Images

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 日本戦を中継した『beIN SPORT』のスタジオには、ヴァイッド・ハリルホジッチ前政権でコーチを務めたジャッキー・ボヌベーの姿もあった。3年間の日本滞在を想起して感無量の表情を見せ、「日本人はなかなか感情を外に出さなくて、勝利後のロッカールームでさえ喜びを爆発させないんです。なんでも内に込めてしまう。だから分かりにくいのだけれど、それでもここ一番のときは自分を“動員”する力を持っているのです」と解説した。
 
 やはり最大の関心の的になったのは、本田圭佑だった。
 
 テレビ版『L’Equipe』の人気討論番組では、専門誌『France Football』のナビル・ジェリット記者が、「2回途中投入されて2回とも決定的になった!」と本田の2戦連続の活躍に注目。「ホンダは3回のワールドカップで3回ともゴールした唯一の日本選手になった」とも紹介された。

 
 本田については『beIN SPORT』が大会前に、「ハリルホジッチに服従して(代表に)選ばれていくのは恥」と語った経緯を説明。「恥」という言葉は欧州では強烈な意味を持ち、軽々とは使用しないため、『L’Equipe』紙も異様でショッキングな言葉として取り上げていた。
 
 だがその本田がふたたびゴールしたため、ボヌベー元コーチには「どうして彼を外したんですか?」とのツッコミが入った。これにボヌベーは、「外してはいなかったんですよ。(最終的に外すとは)決めていませんでした」と静かに回答。『L’Equipe』紙はその本田を、「恐るべきジョーカーとして振る舞っている」と表現した。
 
 もっとも、サプライズでもなんでもなくなったのが、「サカイ(酒井宏樹)」と「お掃除」。「サカイはまたデカイ試合をした!」はもはや定番コメントになり、日本人サポーターによる試合後のスタンド清掃も、あらためて明るい話題を提供した。それどころか「セネガル人サポーターまでお掃除!」の映像も出現。日本のお掃除文化は流行の兆しさえ見せはじめている。
 
文●結城麻里
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