【日本代表】セネガルの特長を知る男、酒井宏樹が警戒するのは「高速カウンター」と…

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2018年06月24日

「セネガルは、グループの中で1、2位を争うチーム」

酒井宏は元同僚のマネ(右)らセネガルの選手たちの特長を掴んでいる。(C)Getty Images

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 カウンターは時と場所を選ばない。高い位置で確実止められる保証もない。決定的なピンチになりそうな時は、テクニカルファウルをしても止める覚悟が必要になってくる。
 
「相手のカウンターが非常に速いんで、テクニカルファウルで止められれば、それはそれですばらしい。それでDFが戻れる時間が作れますから。もちろんイエローカードをもらわないのがいいですが、それでもまずは止めること。止めに行って、そこでボールを取り切れるのが一番ですけど、ワールドカップに出てくるチームからボールを取り切るのは難しい。でも、最低限、相手に自由にやらせない。そういうことを90分積み重ねて初めて勝ち点が取れると思います」
 
 セネガルの攻撃はカウンターだけではない。左サイドハーフにはリバプールで活躍したスピードモンスターでゲームメイクをするサディオ・マネがいる。右サイドハーフには若手注目株のサールが入り、驚異的なスピードで両サイドをエグってくるのは相当の脅威。4-4-2のオーソドックスなスタイルだが、前の4人のユニットをどう抑えるかはカウンター対策と同様に、セネガル封じには欠かせないポイントだ。
 
「相手の2トップには常に2枚のセンターバックとボランチかサイドバックのひとりがついて、3枚で対応したい。そのオーガナイズが非常に重要になってくると思います。それでもスペースを与えてしまった時、どれだけ相手に仕事をさせないようにできるか。いかに我慢して冷静に守備ができるか。自分たちのポジショニングとそれぞれの責任感が大事になってくると思います」
 
 決勝トーナメント進出を確実にするには、セネガルに勝たなければならない。
 
 負けると最終戦のポーランドに勝たなければ敗退という精神的に追い込まれた中で戦わなければならない。そこで勝っても心身ともに大きなダメージを受けた状況でベスト16に挑まなければならない。それは避けたいシチュエーションだ。
 
「セネガルは、グループの中で1、2位を争うチーム。ただ、最初から勝ち点1を取りに行くという試合は絶対にしない。勝ちたいですが、予選リーグを突破するためにプレーしながら冷静に戦っていかないといけない。コロンビア戦で勝点3獲れたことを絶対に無駄にしちゃいけないですし、それを大きなアドバンテージにしていきたいと思います」
 
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