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【ロシアW杯】ハメスの故障に一発退場、名将の自滅… 猛烈な神風を味方に、ギャンブルに勝った日本協会

カテゴリ:日本代表

加部 究

2018年06月20日

ブロックを築いて守れば、意外に強引な突破は少ないセネガル

第2戦ではずば抜けた身体能力の高さを持つセネガルとの対戦。西野采配の真価が問われる一戦だ。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 究極の結果論だが、取り敢えずJFA(日本サッカー協会)はギャンブルに勝った。さらに言えば、それだけ強運の持ち主を監督に据えた。そうとしか思えないほど猛烈な追い風を受けた。

 しかしコロンビア戦は、幸運が大き過ぎて、采配の成否も含めて判断の材料にはならない。確かに好条件が整い、ポゼッションができてハードワークも徹底されたので「日本の長所を少しでも」という西野監督の狙いは、ある程度表現できた。だが相手が攻撃を仕掛けてきた時の対応の成否は未知数だ。

 グループHでは、次戦で当たるセネガルがポーランドに快勝した。中央を固く閉じてレバンドフスキに見せ場を作らせず、逆に身体能力の違いを見せつけた。くれぐれも番狂わせではなく順当勝ちだった。セネガルのカウンターの威力は規格外で、どこからでも一度スピードに乗らせたら対応できない。
 
 一方でブロックを築いていれば、意外と強引な突破は少なく、丁寧なパス回しに終始しているので、日本は堅守を前提としたショートカウンター狙いが得策だ。現実的に2戦目は裏カードが生死を賭けたものになり、日本は最終戦で2敗してメンバー総入れ替えのポーランドを迎える可能性もある。次戦は我慢をテーマに、西野采配の真価が問われる。
 
文●加部 究(スポーツライター)
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