注目のネイマールはプレー効果に疑問符も…
MF
5 カゼミーロ 6(60分OUT)
豊富な運動量と鋭い出足のプレスで、“番犬”は中盤全域に目を光らせた。47分にはジェマイリへのプロフェッショナルなファウルで警告を受け、おそらくそれを理由にフェルナンジーニョと交代した。
11 フィリッペ・コウチーニョ 7.5
カゼミーロの左横でゲームを作る姿は、レアル・マドリーのトニー・クロースにも通じるものの、推進力とスピード、決定力ではこちらが上だった。低い位置から急激にスピードアップし、大きなワンツーでダイナミックに抜け出し、得意のボックス左角から巻いたミドルを決めて先制点を奪った。
15 パウリーニョ 5.5(67分OUT)
序盤にボックス内のこぼれ球に反応し、試合最初の決定機を迎えるも、シュートは枠外へ。機を見たフリーラン、嗅覚も利かせてボックス内に侵入したが、この日はタイミングがあまり合わなかった。相手ボランチを常にチェックする守備面の働きは安定していた。
5 カゼミーロ 6(60分OUT)
豊富な運動量と鋭い出足のプレスで、“番犬”は中盤全域に目を光らせた。47分にはジェマイリへのプロフェッショナルなファウルで警告を受け、おそらくそれを理由にフェルナンジーニョと交代した。
11 フィリッペ・コウチーニョ 7.5
カゼミーロの左横でゲームを作る姿は、レアル・マドリーのトニー・クロースにも通じるものの、推進力とスピード、決定力ではこちらが上だった。低い位置から急激にスピードアップし、大きなワンツーでダイナミックに抜け出し、得意のボックス左角から巻いたミドルを決めて先制点を奪った。
15 パウリーニョ 5.5(67分OUT)
序盤にボックス内のこぼれ球に反応し、試合最初の決定機を迎えるも、シュートは枠外へ。機を見たフリーラン、嗅覚も利かせてボックス内に侵入したが、この日はタイミングがあまり合わなかった。相手ボランチを常にチェックする守備面の働きは安定していた。
FW
19 ウィリアン 6
ボールを持てば果敢に仕掛け、相手を抜き切らずに際どいクロスを上げるなど、チャンスを作り出そうとした。対面したロドリゲスにやや手を焼き、ディフェンスに走らされることも。
9 ガブリエウ・ジェズス 6(79分OUT)
スピーディーに動いて味方のスペースを作り、中央で縦パスを受ければ、的確に次の局面に進めた。守備の際には、ネイマールの分までカバーすることも。終盤にはボックス内でファウル気味に倒されたものの、主審の笛は鳴らなかった。
10 ネイマール 6.5
ベーラミなどからの激しいディフェンスの標的となり、ハードチャージを嫌がる場面も。高いスキルを披露した一方、時にエリアと時間を度外視した強引なドリブルもあり、プレー効果に疑問符も……。この日のセットプレーのキック精度はまずまずだった。
交代選手
MF
17 フェルナンジーニョ 6(60分IN)
奮闘していたカゼミーロに代わって投入された。積極的にプレーし、66分、77分とミドルを放ったが、ひとつは相手のブロックに遭い、もうひとつは枠を捉えられず。ポゼッションを高めるのにも貢献した。
MF
8 レナト・アウグスト 5.5(67分IN)
指揮官はダイナミズムのパウリーニョに代えて、テクニカルなR・アウグストで勝負をかけた。ラストパスで惜しいシーンを演出し、アディショナルタイムには自らシュートを放ったが、ブロックされた。
MF
20 ロベルト・フィルミーノ ―(79分IN)
残り10分ほどで投入され、82分には裏へ抜け出して角度のないところから豪快にシュートを放つも枠外。さらに90分のヘッドは、相手GKのビッグセーブに阻まれてしまった。
監督
チッチ 5.5
早い段階で先制する理想的な試合展開だったが、リードを守れず、勝ち越し点にも導けなかった。自分たちの時間帯にきっちりと得点した後、堅守から鋭い速攻を繰り出した際にも、追加点が欲しかった。攻撃は水物だとしても、ディフェンスの構築はこの指揮官が得意とするところのはず。その意味では、セットプレーでの緩慢な守備は、確実に修正が必要となる。
※MAN OF THE MATCH=当ウェブが選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
採点・文:井川 洋一