そういう意味では、ベンチの選手の顔ぶれが個人的には非常に気になった。
ベンチに座っている選手は基本的におとなしく、淡々とプレーするタイプが多い。こんな時にこそ今野泰幸がいてくれたらと思うのだが、それでも岡崎や昌子源がいてくれたので少しホッとした。このおとなしい顔ぶれを誰が明るくまとめていくのか。サブ組のリーダーの存在が今後、気になるところだ。
ガーナ戦の出来については、良くはないが目くじら立てて非難するほどではない。
準備期間が９日間しかなく、３バックで練習したのは４日間程度。これで攻撃も守備もすべてがうまくいくようなチームであれば、ワールドカップで優勝できてしまう。原口など初めてのポジションやシステムで戸惑う選手が多く、攻守に多くの問題点が出たことが収穫。これから本番まで３週間でそれらを修正しつつ、あとはポジションの近い選手同士でコミュニケーションを取って煮詰めていくしかない。
スイス戦、パラグアイ戦は、負けても「何かやれた」という手応えや収穫があればいい。
くれぐれも目先の試合で一喜一憂しないことだ。
これから先に行なわれるスイス、パラグアイとの親善試合はワールドカップを戦う準備をするためにある。勝てれば、それにこしたことはないが負けても「何かやれた」という手応えや収穫があればいい。むしろ、うまく行き過ぎて大きな問題を見失ってしまうと本番で痛い目にあう。勝ち癖やチームに対する自信が必要だが、今はチャンレジできる時期。コロンビア戦まで３週間という時間は、そのためにあり、今は積極的に悲観する必要はない。
取材・文●佐藤俊（スポーツライター）
これから先に行なわれるスイス、パラグアイとの親善試合はワールドカップを戦う準備をするためにある。勝てれば、それにこしたことはないが負けても「何かやれた」という手応えや収穫があればいい。むしろ、うまく行き過ぎて大きな問題を見失ってしまうと本番で痛い目にあう。勝ち癖やチームに対する自信が必要だが、今はチャンレジできる時期。コロンビア戦まで３週間という時間は、そのためにあり、今は積極的に悲観する必要はない。
取材・文●佐藤俊（スポーツライター）
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