ベンゼマが輝いたのはほんの一瞬だけ。
仮に今夜、BBCが同時にスタメンを飾るとなると、CLの決勝トーナメントが始まって以降、初めての三者揃い踏みとなる。
ラウンド・オブ16のパリSG戦は、第1レグに続き第2レグでも、ベイルはベンチスタートだった。続く準々決勝のユベントス戦は、第1レグでは途中出場の機会すら与えられず、第2レグでようやくスタメン起用されたものの、前半だけで交代を命じられた。0-2と2点のビハインドを負った中での交代であり、まったくといっていいほど存在感を発揮できなかったベイルのプレーを見て、ジダン監督は思い切った決断を下している。
ちなみにこの試合、ベイルの先発出場の煽りを受けてベンチスタートとなったのがベンゼマで、彼は結局90分間ベンチを温めつづけた。
準決勝のバイエルン戦の第1レグでは、ふたり揃ってベンチスタート。第2レグではベンゼマだけがクリスチアーノ・ロナウドのパートナーとしてスタメン出場を果たした。この試合、ベンゼマはマルチゴールを達成する活躍を披露。交代を命じられた際には、サンチャゴ・ベルナベウが温かい拍手で包まれた。
マドリーにとってもっとも重要と言える大一番で2ゴールを叩き出し、チームを劣勢から救ったことで、開幕以来ずっと厳しい視線を浴びせ続けてきたファンが、ようやくベンゼマの功績を認めたのだ。
だが、このようなシーンは、今シーズンに限れば後にも先にもこの一度だけ…。ベンゼマに代わってピッチに入ったベイルは、残り20分近くプレーしたものの、大した貢献を見せることなく試合は終了した。
ラウンド・オブ16のパリSG戦は、第1レグに続き第2レグでも、ベイルはベンチスタートだった。続く準々決勝のユベントス戦は、第1レグでは途中出場の機会すら与えられず、第2レグでようやくスタメン起用されたものの、前半だけで交代を命じられた。0-2と2点のビハインドを負った中での交代であり、まったくといっていいほど存在感を発揮できなかったベイルのプレーを見て、ジダン監督は思い切った決断を下している。
ちなみにこの試合、ベイルの先発出場の煽りを受けてベンチスタートとなったのがベンゼマで、彼は結局90分間ベンチを温めつづけた。
準決勝のバイエルン戦の第1レグでは、ふたり揃ってベンチスタート。第2レグではベンゼマだけがクリスチアーノ・ロナウドのパートナーとしてスタメン出場を果たした。この試合、ベンゼマはマルチゴールを達成する活躍を披露。交代を命じられた際には、サンチャゴ・ベルナベウが温かい拍手で包まれた。
マドリーにとってもっとも重要と言える大一番で2ゴールを叩き出し、チームを劣勢から救ったことで、開幕以来ずっと厳しい視線を浴びせ続けてきたファンが、ようやくベンゼマの功績を認めたのだ。
だが、このようなシーンは、今シーズンに限れば後にも先にもこの一度だけ…。ベンゼマに代わってピッチに入ったベイルは、残り20分近くプレーしたものの、大した貢献を見せることなく試合は終了した。
もっとも、そのバイエルン戦以降ふたたび沈黙し、“一発屋”に終わっているベンゼマとは対照的に、ベイルはリーガ・エスパニョーラのラスト5試合で5ゴールを量産。継続した活躍を見せることで存在感を高めている。
「調子はいいよ。ここ数週間ゴールの数も増えている。おかげで注目も高まっているようだしね。俺はCLのファイナルのような重要な試合で活躍し、チームの勝利に貢献するためにマドリーに来た。入団以来3度のCL優勝を経験し、今回が4度目のタイトル獲得のチャンスとなる。なんとしても優勝したい」
ベイルが好調ぶりをアピールすれば、ジダン監督も、「ベイルはゴールを決めるだけでなく、プレーの継続性も高まっている。練習でも充実ぶりは伝わってくるしね。いいアピールを見せてくれているよ」と、調子の良さを認めている。
とはいえ、イスコ、アセンシオ、L・バスケスも好調を持続しており、ふたつのポジションを巡って5人がしのぎを削る定位置争いは、過熱する一方だ。
今夜、ジダンが発表するスタメンですべてが明らかになる。その中にベイルとベンゼマの名前があるかどうかが、ふたりの進退問題を左右するひとつの重要な指針となるのは間違いない。
ネイマールがパリでマドリーからのオファーを待ち続けているのは周知のとおり。今夜、ベイルとベンゼマに“最終審判”が下る。
文●パブロ・ペレス(エル・パイス紙)
翻訳:下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
「調子はいいよ。ここ数週間ゴールの数も増えている。おかげで注目も高まっているようだしね。俺はCLのファイナルのような重要な試合で活躍し、チームの勝利に貢献するためにマドリーに来た。入団以来3度のCL優勝を経験し、今回が4度目のタイトル獲得のチャンスとなる。なんとしても優勝したい」
ベイルが好調ぶりをアピールすれば、ジダン監督も、「ベイルはゴールを決めるだけでなく、プレーの継続性も高まっている。練習でも充実ぶりは伝わってくるしね。いいアピールを見せてくれているよ」と、調子の良さを認めている。
とはいえ、イスコ、アセンシオ、L・バスケスも好調を持続しており、ふたつのポジションを巡って5人がしのぎを削る定位置争いは、過熱する一方だ。
今夜、ジダンが発表するスタメンですべてが明らかになる。その中にベイルとベンゼマの名前があるかどうかが、ふたりの進退問題を左右するひとつの重要な指針となるのは間違いない。
ネイマールがパリでマドリーからのオファーを待ち続けているのは周知のとおり。今夜、ベイルとベンゼマに“最終審判”が下る。
文●パブロ・ペレス(エル・パイス紙)
翻訳:下村正幸
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