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“努力の跡は語らない”女子アジア杯連覇の立役者が、名門校の逸材から“超大物”に化けるまで

カテゴリ:日本代表

西森彰

2018年04月30日

長野L時代は全体練習後に約20分の走り込み。そのワケは?

2012年のU-20女子ワールドカップでは、「ヤングなでしこ」の一員として、4強入りに貢献した。(C) Getty Images

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 十文字を卒業した2012年、岡山湯郷Belle(以下、湯郷ベル)へ入団。同年の夏には、日本開催のU-20女子ワールドカップには、故障で不出場の京川舞がそれまでつけていた10番を背負って参戦している。結局、湯郷ベルでは2年間プレーしたが、3得点(31試合出場)に終わった。

 2014年からは、本田美登里監督率いるAC長野パルセイロレディース(以下、長野L)へ移籍する。「ヤングなでしこ」のコーチとしてプレーを近くで見ていた本田監督は、横山を中心とした攻撃的なチーム作りに着手した。大きな期待に応えるべく、横山は、移籍初年度から爆発。2位に倍近い差をつける30得点(21試合)で、チャレンジリーグの得点王を獲得。それまで、2年連続で11位に低迷していた長野を、昇格争い(4位)にまで導いた。

 そうした活躍が目を引いたのか、2015年春には、なでしこジャパンのキャンプに追加招集を受ける。当時、2部の選手が招集を受けるのは、めったにないことだった。そこで、横山は高いレベルでプレーする選手から刺激を受け、成長の糧にした。

「いちばん、本人が悔しがっていた」(本田監督・長野L)のは、シャトルランで、比較的早い時間帯に脱落したことだった。長野Lに戻った横山は「よっぽど悔しかったんでしょう。全体練習終了後、約20分間の走り込みを自らに課していました」(本田監督)。これが、身体をより研ぎ澄ませ、それまで課題としていたスタミナの強化につながる。

 対面するディフェンダーが抑え込もうとしても「ウナギのように、ヌルっと抜けてくる」(本田監督)ドリブルで無効化し、ゴールを重ねた。この2015シーズン、長野Lはチャレンジリーグで優勝して1部に昇格。その原動力は、前年を上回る35点(25試合出場)で2年連続得点王、そしてなでしこリーグ2部のMVPにも輝いた横山だった。
 
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