自らの信念のもと、「リーダー」としての役割を果たしたい
――「結果」を求めるために、ピッチで変えていきたいところは?
「守備面では、コンパクトな陣形を保ち、危険であれば蹴り出せばいいと考えれば、それほど構築は難しくない。昨季の戦いでも他クラブとの差はあまり感じていません。
ただ、攻撃面ではより多くの改善が必要です。チームとしてどう仕掛けるのか。攻略法としてどんなバリエーションを備えられるのか。味方同士のコミュニケーションによってもっと突き詰めながら、細部に拘って、強く、精度の高い攻撃を作り上げなければいけないし、その数を増やしていかなければいけないと感じています」
――今季からキャプテンに就任しました。ご自身の使命、役割をどう受け止めていますか?
「キャプテンを任されたことを、とても誇りに感じています。これまで、ドイツ代表やヨーロッパのクラブで務めてきた時と同じように、クラブの目標に向かって責任を持って仕事をしたいと考えています。
ですが、キャプテンだからと言って自分を変える必要はないと思っています。人は人、自分は自分なので、自らの信念のもとに『リーダー』の役割を果たしていきたいと思います」
「守備面では、コンパクトな陣形を保ち、危険であれば蹴り出せばいいと考えれば、それほど構築は難しくない。昨季の戦いでも他クラブとの差はあまり感じていません。
ただ、攻撃面ではより多くの改善が必要です。チームとしてどう仕掛けるのか。攻略法としてどんなバリエーションを備えられるのか。味方同士のコミュニケーションによってもっと突き詰めながら、細部に拘って、強く、精度の高い攻撃を作り上げなければいけないし、その数を増やしていかなければいけないと感じています」
――今季からキャプテンに就任しました。ご自身の使命、役割をどう受け止めていますか?
「キャプテンを任されたことを、とても誇りに感じています。これまで、ドイツ代表やヨーロッパのクラブで務めてきた時と同じように、クラブの目標に向かって責任を持って仕事をしたいと考えています。
ですが、キャプテンだからと言って自分を変える必要はないと思っています。人は人、自分は自分なので、自らの信念のもとに『リーダー』の役割を果たしていきたいと思います」
――選手としてのキャリアは後半へと差し掛かっていますが、今後はどんな未来を描いていますか?
「それは今日、明日で答が出るものではありません。言えることがあるとすれば、僕が『冒険』に対して常にオープンマインドで、受け入れる準備があるということだけです。
また、これはかねてからの希望ですが、いつかドイツに戻りたいという考えはあります。誰もが『故郷』を特別で、大切な存在だと考えるように、僕にとってもドイツは特別な国です。家族や友達が住むケルンのことは常に想っています。
ただ、『冒険』というのは、何が起きるか分からないので、正直、実現できるかどうかは僕にも分かりません」
――冒険の中心にある「サッカー」はご自身にとってどんな存在ですか?
「サッカーは子どもの頃からなんら形を変えず、特別なものとして自分に存在しています。毎シーズン、力を尽くして戦い終えて、2~3週間のオフを挟んで頭がすっきりしたら、また『サッカーがしたい』という気持ちに襲われる。どんなに辛く、苦しいことがあっても、『ボールを蹴りたい』という想いが離れることがありません。
そしていまだに、ユニホームを着て、スタジアムで自分の名前が呼ばれて、たくさんのサポーターの声援を受けてボールを蹴る時間は僕にとって特別なものです。
それを何年繰り返しても、『もうお腹がいっぱいだ』なんて感覚に陥ったことは一度もありません。そういう意味では、側にあるのが当たり前すぎて深く考えたことはないけれど、サッカーが自分にとってかけがえのない特別なものであることは間違いないと思います。これまでも、この先も」
<了>
取材・文●高村美砂
「それは今日、明日で答が出るものではありません。言えることがあるとすれば、僕が『冒険』に対して常にオープンマインドで、受け入れる準備があるということだけです。
また、これはかねてからの希望ですが、いつかドイツに戻りたいという考えはあります。誰もが『故郷』を特別で、大切な存在だと考えるように、僕にとってもドイツは特別な国です。家族や友達が住むケルンのことは常に想っています。
ただ、『冒険』というのは、何が起きるか分からないので、正直、実現できるかどうかは僕にも分かりません」
――冒険の中心にある「サッカー」はご自身にとってどんな存在ですか?
「サッカーは子どもの頃からなんら形を変えず、特別なものとして自分に存在しています。毎シーズン、力を尽くして戦い終えて、2~3週間のオフを挟んで頭がすっきりしたら、また『サッカーがしたい』という気持ちに襲われる。どんなに辛く、苦しいことがあっても、『ボールを蹴りたい』という想いが離れることがありません。
そしていまだに、ユニホームを着て、スタジアムで自分の名前が呼ばれて、たくさんのサポーターの声援を受けてボールを蹴る時間は僕にとって特別なものです。
それを何年繰り返しても、『もうお腹がいっぱいだ』なんて感覚に陥ったことは一度もありません。そういう意味では、側にあるのが当たり前すぎて深く考えたことはないけれど、サッカーが自分にとってかけがえのない特別なものであることは間違いないと思います。これまでも、この先も」
<了>
取材・文●高村美砂