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【週刊サッカーダイジェストの目】遠藤が力説する立ち上がりの重要性「W杯では先に失点したら取り返しがつかないことになり得る」

カテゴリ:日本代表

原山裕平

2014年06月08日

後半勝負に懸けるためにも、先に点を許すのは禁物。

後半から出場の大久保が攻撃のスピードアップに貢献。ザンビアの守備陣も次第に遅れが目立ち始めた。 (C) SOCCER DIGEST

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 またセットプレーの脆さも相変わらずだった。トリックプレーに翻弄された2失点目の場面もそうだったが、後半立ち上がりにもC・カトンゴにフリーでヘッドを放たれている。コートジボワールにはドログバを筆頭に、トゥーレ・ヤヤ、バンバと長身選手が揃う。日本は高さでは圧倒的に分が悪いだけに、このセットプレー対策も早急に整備したいポイントだろう。
 
 一方で、ザンビア戦ではポジティブな要素もあった。それはアフリカ勢に対する経験だ。山口蛍は「思ったより伸びがあった。普段なら通っているところでも、足が伸びて取られてしまった。そこで手こずった部分はある」と振り返る。前半に押し込まれたのも、「免疫」のなさがひとつの原因だろう。それを経験できただけでも、この試合はコートジボワール戦に向けて大きな意味を持つ。
 
 また、戦い方の方向性もある程度浮かび上がってきた。それはボールを回して相手を疲れさせ、後半勝負に懸けるというもの。酷暑の環境下では、有効な戦略だろう。実際にコスタリカ戦も含めたこの2試合では、相手がペースダウンした後半に、ゴールラッシュを実現している。
 
「自分たちの走力を考えると、しっかりと我慢して、失点を抑えながらやっていけば、大きなチャンスが必ず来ると思う」
 
 遠藤の見解はおそらく選手たちの共通認識だろう。そのためにもやはり、先に点を許すことは禁物だ。焦らずにボールを回し、相手の足を止める。そうした展開となれば、終盤に青山敏弘と大久保嘉人のホットラインが再び歓喜をもたらすかもしれない。

取材・文:原山裕平(週刊サッカーダイジェスト)

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