浦和が上昇するために必要なのは、『意思統一』『発想のあるコンビネーション』『リスク』
昨季浦和が低迷したとき、自信を取り戻すためには守備の再構築がテーマだった。そこでペトロヴィッチ前監督から堀監督に変わり、守備ベースでリスクをできるだけ抑えながら攻撃に繰り出す形を作っていった。ただ堀体制下で昨年10月のG大阪戦(スコアは3-3)以来、ACLを含め今季リーグ戦2試合までの公式戦8試合連続で1ゴール以下が続いている。
いかに攻撃面の上積みしていくのか。そこに取り組んできたはずだが、逆に失点も繰り返す危険な悪循環に陥っている。
いかに攻撃面の上積みしていくのか。そこに取り組んできたはずだが、逆に失点も繰り返す危険な悪循環に陥っている。
「サッカーってリスクをかけて攻撃しないと点が入らないと思うので、そういうリスクをかけたパスっていうのが今はないのかなという気はします」。相手の勢いをいなしたり、ストロングポイントを潰したり、慎重な試合運びはできてきた。興梠は、あとは勇気を持って全員で攻める必要性を説いた。
リーグ戦開幕から2試合で勝点1。ホーム開幕戦にしてゴール裏からは拍手をかき消すぐらいのブーイングが起きた。積極性のなさに「ストレス」を感じていたのはサポーターも一緒だった。守備に軸足を置く現実的な戦い方をしながら負けるのを見るのは、確かに辛い。
『意思統一』『発想のあるコンビネーション』『リスク』――。浦和が初勝利を掴み、そして上昇するためには、まずその3つのキーワードとしっかり向か合うことが求められる。
取材・文:塚越 始(フリーランス)
リーグ戦開幕から2試合で勝点1。ホーム開幕戦にしてゴール裏からは拍手をかき消すぐらいのブーイングが起きた。積極性のなさに「ストレス」を感じていたのはサポーターも一緒だった。守備に軸足を置く現実的な戦い方をしながら負けるのを見るのは、確かに辛い。
『意思統一』『発想のあるコンビネーション』『リスク』――。浦和が初勝利を掴み、そして上昇するためには、まずその3つのキーワードとしっかり向か合うことが求められる。
取材・文:塚越 始(フリーランス)