長谷部のように長くサポーターに語り継がれるゴールを期待させる選手。
当時の長谷部と現在の長澤の年齢は違うが、あえて“浦和時代の長谷部”との類似点をぶつけると、長澤からこんな答えが返ってきた。
「3、4年前、僕がドイツにいた頃、長谷部さんのいるフランフルトと試合をした。当時を思い出すと長谷部さんは守備のスタイルにシフトしていた時期。だから、僕には長谷部さんが持ち運んで前に行くというイメージはないんです」
たしかにそうだ。浦和時代と違い、ドイツでの長谷部は本職のボランチとともに、サイドバック、センターバックなど守備の役割を任されるようになった。そのことを考えれば、長澤の言葉も頷ける。
つまり、長澤は攻撃性が前面に出ていた浦和時代の長谷部より、ドイツで守備に邁進する長谷部のプレーを体感している分、浦和時代のイメージが薄いということ。
元来似通ったプレースタイルを持ちながら、当時のチーム事情から攻と守に分かれ、相まみえた長澤と長谷部。この思わぬ“すれ違い”はちょっとした運命のいたずらなのかもしれない。
浦和時代の長谷部で思い出されるのが2004年8月29日の第2ステージ3節、 ホーム・ジュビロ磐田戦のゴールだ。雨のなか、2-2で迎えた89分。襲いかかる相手DFを直線的なドリブル突破でかわし、倒れ込みながらの勝ち越しゴールは、長谷部を語るうえで欠かせない名シーンとなった。
J1優勝が最大のミッションとなる今季の浦和。あの時の長谷部のように、長澤和輝もまた、長くサポーターに語り継がれるゴールを見せてくれる、そんな期待を抱かせてくれる選手である。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
「3、4年前、僕がドイツにいた頃、長谷部さんのいるフランフルトと試合をした。当時を思い出すと長谷部さんは守備のスタイルにシフトしていた時期。だから、僕には長谷部さんが持ち運んで前に行くというイメージはないんです」
たしかにそうだ。浦和時代と違い、ドイツでの長谷部は本職のボランチとともに、サイドバック、センターバックなど守備の役割を任されるようになった。そのことを考えれば、長澤の言葉も頷ける。
つまり、長澤は攻撃性が前面に出ていた浦和時代の長谷部より、ドイツで守備に邁進する長谷部のプレーを体感している分、浦和時代のイメージが薄いということ。
元来似通ったプレースタイルを持ちながら、当時のチーム事情から攻と守に分かれ、相まみえた長澤と長谷部。この思わぬ“すれ違い”はちょっとした運命のいたずらなのかもしれない。
浦和時代の長谷部で思い出されるのが2004年8月29日の第2ステージ3節、 ホーム・ジュビロ磐田戦のゴールだ。雨のなか、2-2で迎えた89分。襲いかかる相手DFを直線的なドリブル突破でかわし、倒れ込みながらの勝ち越しゴールは、長谷部を語るうえで欠かせない名シーンとなった。
J1優勝が最大のミッションとなる今季の浦和。あの時の長谷部のように、長澤和輝もまた、長くサポーターに語り継がれるゴールを見せてくれる、そんな期待を抱かせてくれる選手である。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)