セカンドトップに切り替えるなら本命はラメラ。
【インテル】前線はエウケソン、中盤はニウトンが上昇株
インテルは来シーズンの「モデルチェンジ」に向けて積極的に移籍マーケットのリサーチを進めている。大きな補強ポイントである前線は、エディン・ゼコ(マンチェスター・シティ)、アルバロ・モラタ(レアル・マドリー)の獲得の可能性が遠ざかりつつある。フェルナンド・トーレス(チェルシー)の線はまだ生きている模様で、ここにきて株を上げているのが、広州恒大のエウケソンだ。
仮に、ニーズであるセンターフォワードの獲得が難しい場合には、セカンドトップにターゲットを切り替える可能性がある。その場合の本命はエリク・ラメラ(トッテナム)、対抗がハビエル・エルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)だ。
中盤は、昨日もお伝えした通りルイス・グスタボ(ヴォルフスブルグ)には手が届かないため、ニウトン(クルゼイロ)がメインターゲット。ジョン・オビ・ミケル(チェルシー)、ハビ・ガルシア(マンチェスター・C)もリストに入っている。
サイドハーフには、ジャネル・エルキン(フェネルバチェ)の名前が挙がる。
【カリアリ】アメリカ資本への売却交渉が本格化
先頃、イングランド2部のリーズを買収したカリアリのマッシモ・チェッリーノ会長は、それに伴ってカリアリの売却先を探していたが、米マイアミに拠点を置く実業家ルカ・シルバーストーンを代表とし、ローマの新スタジアムを設計した建築家ダン・メイスもメンバーに加わっている投資家グループと、具体的な交渉に入った。
投資家グループは、クラブの経営権だけでなくトレーニングセンターの土地も購入し、ホームスタジアムを全面改修するというプロジェクトを用意している模様。買収の提示額は8000万ユーロ(約112億円)と、この規模のクラブに対するオファーとしては破格であり、今後数日の間に話が大きく進展する可能性がある。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
インテルは来シーズンの「モデルチェンジ」に向けて積極的に移籍マーケットのリサーチを進めている。大きな補強ポイントである前線は、エディン・ゼコ(マンチェスター・シティ)、アルバロ・モラタ(レアル・マドリー)の獲得の可能性が遠ざかりつつある。フェルナンド・トーレス(チェルシー)の線はまだ生きている模様で、ここにきて株を上げているのが、広州恒大のエウケソンだ。
仮に、ニーズであるセンターフォワードの獲得が難しい場合には、セカンドトップにターゲットを切り替える可能性がある。その場合の本命はエリク・ラメラ(トッテナム)、対抗がハビエル・エルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)だ。
中盤は、昨日もお伝えした通りルイス・グスタボ(ヴォルフスブルグ)には手が届かないため、ニウトン(クルゼイロ)がメインターゲット。ジョン・オビ・ミケル(チェルシー)、ハビ・ガルシア(マンチェスター・C)もリストに入っている。
サイドハーフには、ジャネル・エルキン(フェネルバチェ)の名前が挙がる。
【カリアリ】アメリカ資本への売却交渉が本格化
先頃、イングランド2部のリーズを買収したカリアリのマッシモ・チェッリーノ会長は、それに伴ってカリアリの売却先を探していたが、米マイアミに拠点を置く実業家ルカ・シルバーストーンを代表とし、ローマの新スタジアムを設計した建築家ダン・メイスもメンバーに加わっている投資家グループと、具体的な交渉に入った。
投資家グループは、クラブの経営権だけでなくトレーニングセンターの土地も購入し、ホームスタジアムを全面改修するというプロジェクトを用意している模様。買収の提示額は8000万ユーロ(約112億円)と、この規模のクラブに対するオファーとしては破格であり、今後数日の間に話が大きく進展する可能性がある。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)