U-21日本代表で得た経験をJリーグの舞台で還元できるか。
ただ、コンディション維持以外にもやるべきことは多い。U-23アジア選手権では存在感を見せたが、0-4で大敗した準々決勝のウズベキスタン戦ではゴール前でパスミス。この不用意な失策が失点につながった。
「相手が前から来た時に繋ぐだけではなくて1トップにボールを入れて、セカンドボールを拾うことや、1回蹴って押し上げることも多少必要かなと。それを自分たちで判断を掛けることも必要だと感じた」と、本人も状況判断に課題があることを認めている。また、ウズベキスタンとの一戦で「相手は技術もあって、フィジカルもある。なので、単純に上手くなるだけでは通用しない」と感じたように、線の細さ、運動量、守備の部分にも改善の余地を残すのは明白だ。
そうした課題を克服する上で、ロティ―ナ監督の下でプレーできるのはプラスの材料だろう。指揮官が採用する4-3-3のインサイドハーフは相手のCBにプレスを掛けなければならず、運動量が最も要求されるポジションだ。加えて、監督に求められる戦術は約束事も多く、同時に自身の判断で動く主体性も求められる。「インサイドハーフふたりの働きが大事になってくると思うし、受ける位置や受けるタイミングがうまくいけば、チームも機能する。結構、難しいところですけど、チャレンジをしながらやっていきたい」と本人が意気込むように、この役割をシーズンを通してまっとうできれば飛躍につながる。
ポジション争いは去年以上に熾烈だ。それでも、東京五輪出場という目標がある以上はおいそれと引き下がるわけにはいかない。「負けるつもりはないし、負けてはいけない。練習からやりあっていければいい」という男は、新シーズンに強い覚悟を持って挑む。
取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
「相手が前から来た時に繋ぐだけではなくて1トップにボールを入れて、セカンドボールを拾うことや、1回蹴って押し上げることも多少必要かなと。それを自分たちで判断を掛けることも必要だと感じた」と、本人も状況判断に課題があることを認めている。また、ウズベキスタンとの一戦で「相手は技術もあって、フィジカルもある。なので、単純に上手くなるだけでは通用しない」と感じたように、線の細さ、運動量、守備の部分にも改善の余地を残すのは明白だ。
そうした課題を克服する上で、ロティ―ナ監督の下でプレーできるのはプラスの材料だろう。指揮官が採用する4-3-3のインサイドハーフは相手のCBにプレスを掛けなければならず、運動量が最も要求されるポジションだ。加えて、監督に求められる戦術は約束事も多く、同時に自身の判断で動く主体性も求められる。「インサイドハーフふたりの働きが大事になってくると思うし、受ける位置や受けるタイミングがうまくいけば、チームも機能する。結構、難しいところですけど、チャレンジをしながらやっていきたい」と本人が意気込むように、この役割をシーズンを通してまっとうできれば飛躍につながる。
ポジション争いは去年以上に熾烈だ。それでも、東京五輪出場という目標がある以上はおいそれと引き下がるわけにはいかない。「負けるつもりはないし、負けてはいけない。練習からやりあっていければいい」という男は、新シーズンに強い覚悟を持って挑む。
取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)