“現役アピール”のカッサーノが現在のセリエAを一刀両断!「35歳の俺でも違いを作れる」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年01月15日

妻や子どものためにジェノアに近いクラブを希望

悪童も家族に対しては無償の愛を注ぐ。大事にするがゆえ「彼らの生活を変えたくない」と望み、それが現役続行の可能性を狭めているとも……。写真は2016年、愛息クリストファー君とともに。 (C) Getty Images

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 セリエAのクオリティーに疑問符をつけるカッサーノだけに、ローマ時代の“先輩”フランチェスコ・トッティが引退を選択したのは間違いだったと考えているようだ。スーツ姿でスタンド観戦するかつての先輩の姿には、悲しさも感じると明かす。
 
「今のリーグの選手たちとなら、彼はあと1年は楽しめたはずだ。全試合とはいかずとも、10~15試合に出場して、PKやFKなどで10~12得点は挙げられたはずだよ」
 
 現在のセリエAでは、マウリツィオ・サッリ監督率いるナポリのサッカーが称賛されるが、カッサーノは同監督の指導を望まないという。
 
「サッリは、素晴らしい選手たちがいるチームには良いプレーをさせるが、(マッシミリアーノ・)アッレグリ、(ジョゼ・)モウリーニョ、(カルロ・)アンチェロッティ、(ファビオ・)カペッロ、(ジョゼップ・)グアルディオラのように、カンピオーネをマネジメントして結果を出す方が難しい」
 
 いつものように“上から目線”のカッサーノだが、自身がこれまでのキャリアで過ちを犯してきたことは認めている。そんな彼を変えたのは、妻のカロリーナだ。カッサーノは、20歳の頃に彼女と出会っていたら、「今頃、家にはバロンドールのトロフィーが飾ってあっただろう」と語る。
 
「彼女からの愛と落ち着きがあると、俺は別の人間になる。それに、子どもたちという、他にはないプレゼントもしてくれた。こんな女性に出会えるとは思わなかったよ」
 
 それだけ家族を大切に想うからこそ、自宅のあるジェノアに近いクラブを望んでいるカッサーノ。納得するオファーがなければ「スポーツディレクターになる」という彼が、再び公式戦のピッチに立つ日は来るのだろうか。
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