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名古屋が「超巨額投資」のジョーってどんな選手? 実力派だがトラブルメーカーの側面も…

カテゴリ:Jリーグ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年01月03日

古巣コリンチャンスで再起を果たす。

14年のブラジルW杯ではノーインパクトに。小さくない失意を味わった。(C)Getty Images

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 このマンチェスター・C時代に続く二度目の挫折もあって、以降のジョーのキャリアは一気に暗転していく。度が過ぎる夜遊びと飲酒が原因でスランプにはまり、15年7月にUAEのアル・シャバブへ移籍。翌16年2月からは中国の江蘇蘇寧でプレーするが、半年も経たずに退団……。以降は無所属となり、ブラジルでは「完全に終わった選手」と見られていた。
 
 そんなジョーに声を掛けたのが、古巣のコリンチャンスだった。16年11月に復帰すると、私生活を律して瞬く間に完全復活。2017年のブラジル全国リーグでは、身体を張ったポストプレーで前線の基準点となるだけでなく、豪快なシュートで18ゴールを挙げて、得点王(フルミネンセのエンリキ・ドウラードとタイトルを分け合った)とMVPをダブル受賞。コリンチャンスの2年ぶりの優勝の原動力となったのだ。
 
 いまやブラジル・ワールドカップ以来のセレソン復帰すら囁かれるジョーとコリンチャンスの契約は2019年12月まで残っており、当初は残留が有力視されていた。しかし、今冬はドイツやイタリア、さらには日本の複数クラブからオファーが届く。なかでもブラジル・メディア『Globo』によると移籍金が約14億8000万円、年俸が3年総額で11億円という超巨額を提示したという名古屋が、争奪戦を制する形となった。
 
 タイプとしてはいわゆる基準点型CFで、巨体を利したポストプレーは一級品。また、長身を活かしたヘディングシュート、左足によるフィニッシュも正確かつ豪快だ。J1でもゴールを量産しても不思議はない。
 
 懸念はやはりメンタル面。前述したワールドカップ後の派手なナイトライフ以外にも、エバートン時代の無断帰国、インテルナシオナウ時代の深酒による練習欠席など、過去にはブラジル人選手にありがちな怠慢さゆえのトラブルが少なくなかった。
 
 名古屋の風間八宏監督がこのジョーをいかに公私ともにコントロールし、特長を引き出すのか。要注目だ。
 
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