【選手権】前橋育英のエース飯島陸に敵将も「格が違う」 目指すは大迫勇也の10得点!

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2018年01月02日

「昨年、準優勝で終わった悔しさは選手権でしか晴らせない」

後半に一気にギアアップした飯島。プレミアリーグ参入戦での悔しさも今大会の原動力となっている。写真:早草紀子

画像を見る

 幸先の良いスタートを切ったことで、大会の応援リーダーを務めるFW大迫勇也が2008年度の大会で記録した最多得点記録(10得点)の更新にも期待がかかる。本人も「10得点を奪うのは簡単なことではないと思うけど、自分もそこを目指してやってきた」と意気込みを口にする一方で、きっちりと目の前の相手も見据えている。
 
「(3回戦で当たる)富山一はプレミアに行けたけど、僕たちは行けなかったので、絶対に負けたくない。点を獲るのも大事だけど、チームのために走ったり、勝利のためにできるプレーをしていきたい」
 
 大会にかける想いの強さも、彼の勢いを加速させる。今年の目標をプレミアリーグの参入と選手権での日本一に定めながらも、昨年12月に行なわれたプレミアリーグ参入戦の2回戦でジュビロ磐田U-18に敗れ、目標は果たせなかった。
 
「負けて悔しかったけど、行けなかったなら、選手権で日本一を獲るしかないという思いが強くなった」
 自身もビッグチャンスを活かせなかった反省を活かし、初戦に向けての準備を進めてきたという。
 
 タイトルへの想いが強いからこそ、大量得点にも気の緩みは見られず、「自分にとって最後の年。昨年、準優勝で終わった悔しさは選手権でしか晴らせない。今年こそはという想いは強い。今日で満足したら終わりなので、どん欲にゴールや勝ちを狙っていかないといけない」と口にする。衝撃の4得点は、“飯島陸の大会”となる予兆なのか。次戦以降も、飯島のプレーから目が離せない。
 
取材・文●森田将義(サッカーライター)
 
【関連記事】
【選手権展望】青森山田と前橋育英が本命!対抗馬は夏の覇者と一昨年の2冠王者
【選手権展望】青森山田と前橋育英が本命!対抗馬は夏の覇者と一昨年の2冠王者
【高校サッカー勢力図】選手権出場プレーヤー・出身都道府県ランキングを発表!! あなたの出身地は何位?
【選手権】まさかの秘策がずばり! 富山一はいかにして東福岡を撃破したのか
【選手権2回戦】夏の王者と前回王者が初戦を突破! 優勝候補の一角“赤い彗星”が敗退…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年8月号
    7月10日(木)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    悲願のJ1復帰へ
    ベガルタ仙台2025
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年8月7日号
    7月17日発売
    名門リバプール「完全ガイド」 詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ