【選手権】「秘策」と「飛び道具」が実らず。秋田商に生まれた「一瞬の隙」

カテゴリ:高校・ユース・その他

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年01月01日

「詰めの甘さが出てしまった」と反省の弁。

1点に泣いた秋田商。髙橋のマンマークを務めた柏谷(14)は、失点シーンを悔やんだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 身体を張った守備でディフェンスラインを統率した奈良は、目を赤く腫らしながら悔しさを隠し切れなかった。
「前からボールを取りにいくスタイルは、神村学園にも通じると思った。うちらしいサッカーができていたが、前半の最後にやられてしまった。髙橋選手の能力が高かった」
 
 エース封じを担った柏谷は、「ゴールの瞬間だけマークを外してしまい、詰めの甘さが出てしまった。申し訳ない」と反省の弁を口にした。
 
 だが、まだ2年生。「(髙橋は)速くて足下の技術が高かった。でも対峙して自信を持てた部分もある。必ずこの舞台に戻ってきて、秋田に1勝をもたらしたい」と力強く語った。
 
 約1か月前には人工芝のグランドが完成し、練習環境が改善された秋田商。柏谷の言葉通り、またこの舞台で成長した姿を見せてくれることを期待したい。
 
取材・文●江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
 
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