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【指揮官コラム】鹿児島ユナイテッドFC監督 三浦泰年の『情熱地泰』|自宅に戻って身に染みた「物価」の違い

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月31日

サッカーをプレーするにも物価の違いは大きい。

鹿児島ユナイテッドFCが本拠とする鴨池陸上競技場。Jリーグの開催でも1試合当たりの費用は各地で大きな違いがありそうだ。(C) SOCCER DIGEST

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 サッカーで言えば、場所の確保であろう。数年前から育成の大会でも、トーナメント方式から1チームあるいは一人当たりの試合数やプレー時間の確保のために、リーグ戦を取り入れるようになったが、ここにも問題点はあるのであろう。
 
 まず都会は場所の確保が難しい。土地の坪単価が高ければ利用料金も高い。
お金を出して借りられればまだマシで、そもそも借りられる場所そのものが少ないためプレーできないという話も聞く。
 
 こんな問題は関東、特に東京ではよく聞く。僕の住む世田谷区では、数年前はジュニアのチームが60チーム以上登録があった。リーグ戦と方針を簡単に打ち出しても、土地に余裕がある都市とそうでない所ではグラウンドの数も違う。
 
 北海道には10面並んだグラウンドで利用料金は2,000円と聞いたことがある。東京では4時間借りて10万円近くする所もある。フットサルコートでも2時間で1万円以上はゆうにかかることだろう。都会のど真ん中ならその倍だ。
 
 Jリーグのチームでも同じようなことは言えるであろう。大都市にある4、5万人以上入るスタジアムであれば、賃借料と管理・運営費を含めば1試合1,000万円以上はかかる。それがJ2であればホーム22試合。簡単に計算しても年2億円以上、試合をやるためにグラウンド代がかかるのである。
 
 地方都市での生活と、都会での生活では異なることが多い。今年は鹿児島から、昨年であれば富山から、その前はタイから東京へと戻ると、毎回感じることがある。都会へ慣れるためのリハビリ期間が必要だと……。
 
 今年はクリスマスイヴに戻ったのだが、リハビリから少し慣れたなと思った頃にはまた鹿児島へ戻ることになるであろう。皆さんにとっても、あっという間の年の暮れ。
 
 もうすぐ新年を迎える。皆様、良いお年をお迎えください。
 
 そして2018年を最高の年にしましょう。
 
2017年12月31日
三浦泰年
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