セリエA前半戦の「ポジション別最優秀選手」を選定!

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年12月30日

欧州屈指のSB、長短のパスを巧みに操る達人

ファウジ・グラン(ナポリ)|セリエA:11試合出場・2得点 (C) Getty Images

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◇SB/WB:傑出した活躍ぶりのアルジェリア人

 セリエAはもちろん、欧州中を見回しても、ファウジ・グラン(ナポリ)ほど組み立てと崩しの両面でチームの攻撃に絡み、違いを作り出しているSBは他に見当たらない。パス本数、成功率、アシスト、ドリブル成功率などは、全てSB・WBでリーグトップ。11月上旬に靭帯損傷で戦線離脱したが、それまでは傑出していた。
 
 そのグランに次いで格の違いを見せたのが、マンチェスター・シティから8年ぶりにセリエAに戻ってきたアレクサンダル・コラロフ。サイドからの組み立てが鍵を握るローマの攻撃で、実質的なレジスタとして振る舞いながら、質の高いサイドチェンジやクロスで大きな貢献を果たしている。
 
 別格なこの2人に続き、コンスタントに活躍を披露したのが、アレッサンドロ・フロレンツィ(ローマ)とエルサイド・ヒサイ(ナポリ)。若手ではカリアリのパオロ・ファラゴーが、注目すべき攻撃性能を発揮した。
 

ミラレム・ピャニッチ(ユベントス)|15試合出場・3得点 (C) Getty Images

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◇セントラルMF:ピルロの後を継ぐユーベの司令塔

 ローマ時代は攻撃的なインサイドハーフだったミラレム・ピャニッチだが、ユベントスでは往年のピルロに匹敵するワールドクラスの司令塔へと変貌しつつある。長短のパスを絶妙のタイミングで操って局面を進めながら、攻め上がりで崩しに絡むところも、「マエストロ」の後継者に相応しい。
 
 2位のマティアス・ベシーノ(インテル)は、ピャニッチとは全くタイプの異なる大型MFで、高さと強さを活かした守備に加えて、安定した繋ぎの技術、そして縦への持ち上がりで一気に敵の中盤ラインを切り裂き、攻撃にも大きな貢献を果たす。
 
 ルーカス・トレイラ(サンプドリア)は司令塔としては、ピャニッチ、ジョルジーニョ(ナポリ)と肩を並べるクオリティーを発揮する注目株。また、ダニエレ・バセッリ(トリノ)、ブライアン・クリスタンテ(アタランタ)という2人の若手イタリア人が、攻守の両局面で違いを作り出すモダンなMFとして急成長中だ。
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