25歳でのベルギー進出に悩みも。その理由とは?
そうした思考の変化が、徐々にプレーでも表現できるようになり、ヴロツワフでの2シーズン目、16-17シーズンには、36試合に出場し8得点・9アシストと目に見える結果を残すまでとなる。いや、どちらかといえば、海外でのステップアップを目指せばこそ、ゴールやアシストといった目に見える結果が必要だと感じるようになったことが、『結果』につながった一番の要因とも言える。事実、彼は海外に出なければ培えなかった『成長』として『結果』に対する意識の変化を挙げている。
「日本でプレーしていた時は、チームが機能していないなら機能するように、とか、単に自分の活躍だけではなくチームのことも考えてプレーすることが多かったけど、海外ではそんなことは言っていられない。自分自身が目に見えて結果を残していかないと居場所もなくなるし、次のキャリアも望めない。だからこそ、ヴロツワフでもベベレンでもゴールやアシストという結果に直結するプレーを強く意識するようになりました」
そうした意識の変化が、ベベレンへの移籍にも繋がったわけだが、実は、同移籍に際しても当初は「本当にこれがステップアップの移籍になるのか」と悩んだ時期もあったという。
というのも、最終的にバルセロナを目指せばこそ、25歳という今の年齢で、できるだけ早いステップアップの必要性を感じていた彼は、ヴロツワフでの活躍を踏まえ、最低でもブンデスリーガに移籍をするイメージを描いていたからだ。(後編に続く)
取材・文●高村美砂(フリーライター)
「日本でプレーしていた時は、チームが機能していないなら機能するように、とか、単に自分の活躍だけではなくチームのことも考えてプレーすることが多かったけど、海外ではそんなことは言っていられない。自分自身が目に見えて結果を残していかないと居場所もなくなるし、次のキャリアも望めない。だからこそ、ヴロツワフでもベベレンでもゴールやアシストという結果に直結するプレーを強く意識するようになりました」
そうした意識の変化が、ベベレンへの移籍にも繋がったわけだが、実は、同移籍に際しても当初は「本当にこれがステップアップの移籍になるのか」と悩んだ時期もあったという。
というのも、最終的にバルセロナを目指せばこそ、25歳という今の年齢で、できるだけ早いステップアップの必要性を感じていた彼は、ヴロツワフでの活躍を踏まえ、最低でもブンデスリーガに移籍をするイメージを描いていたからだ。(後編に続く)
取材・文●高村美砂(フリーライター)