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今季3得点目! 堂安律がオランダで乗り越えた壁【前編】「ガンバでの毎日が緩く感じるくらい…」

カテゴリ:海外日本人

高村美砂

2017年12月25日

「フローニンゲンのトレーニングは強度が高い。試合でも実感できている」

フローニンゲンでのトレーニングはG大阪時代のそれよりも圧倒的に強度が高いという。試合での効果も実感できている。(C) Getty Images

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「『律はボールを持ったら速いけど、ボールを持っていない時間に歩きすぎている』とスタッフに指摘されたこともあり、ピッチの中で歩いたり、ジョグをしたりする時間を減らすことから始めました。と同時に、オフザボールの時にいかにボールを受けられる動きをするかにも、重きをおくようになった。それでも未だにスプリントしながらボールを受けろと言われますが、映像を見返すと、オランダに来たばかりの頃とは違って、最近はほとんど止まらずに動き続けられるようになった。コーチングスタッフからも、最近は『止まらなくなったね』と言われますしね。しかも、最近はこっちのトレーニング強度に慣れてきたせいか、常にハイテンポでプレーすることも、苦にならなくなってきた」
 
 実はそのトレーニング強度についても日本との違いに驚いたと言う。偶然にもフローニンゲンではガンバ時代と同じく『レイモンド理論』(※)に基づいたフィジカルトレーニングを行なっているが、例えば、ガンバ時代には週1回の公式戦開催の週は1度だけ同トレーニングを実施していたのに対し、オランダではシーズン中もほぼ、毎日同トレーニングが行なわれているそうだ。それだけではない。1週間に2試合を戦う週でも、当たり前のように試合前日のトレーニングで8分の紅白戦を4本行なうなど、その強度は圧倒的にガンバ時代を上回っているという。
 
「ガンバにいる時は、週1回の『レイモンド』でもキツく感じていたのに、こっちに来たらほぼ毎日ですからね(笑)。外国人と日本人ではもともとの身体の構造やフィジカルの差はあるとはいえ、ガンバでの毎日が緩く感じてしまうくらいフローニンゲンのトレーニングは強度が高い。でも面白いもので半年も過ぎれば、それが当たり前になってくるというか……、全然苦にならなくなってきたし、試合での効果も実感できている。試合中に歩いている時間がほぼなくなった状況でも、疲労度に大きな違いはない。そう考えると、確実に成長している実感もあるし、それは充実感にもつながっています」(後編に続く)
 
取材・文●高村美砂(フリーライター)
 
※オランダ人のレイモンド・フェルヘイエン氏が体系化したコンディショニングを重視したトレーニング理論。現在、オランダ協会では指導者ライセンスを取得する際に、必須の理論となっている。
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