世界王者R・マドリーのメンバーでロシアW杯に出場できないのは?

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年12月19日

少なくとも8人がW杯をTV観戦か。

M・ジョレンテ(左上)、ダニ・セバジョス(右上)、バジェホ(左下)、マジョラル(右下)の4人は、アセンシオとともに、今夏のU-21欧州選手権でスペインの準優勝に貢献した期待の若手。だが、いずれもマドリーでは十分な出場機会を得ておらず、来夏までにA代表入りを果たすのは難しいだろう。(C) Getty Images

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 スペイン代表としてEURO2016に出場したウイングのルーカス・バスケスは、今予選では3試合のベンチ入りにとどまり、本大会へのエントリーは微妙なところ。第2GKのキコ・カシージャもスペイン代表歴を持っているが、こちらはもう3年も招集されておらず、W杯参戦は叶いそうにない。

 攻撃的MFのダニ・セバジョス、守備的MFのマルコス・ジョレンテ、CBのヘスス・バジェホ、FWのボルハ・マジョラルというスペイン人の若手4人も、望みはほぼない。いずれも既述のアセンシオとともに今夏のU-21欧州選手で準優勝した時のメンバーだが、これまでA代表歴はなく、マドリーでも出場機会は限定的だ。

 この4人とほぼ同世代のフランス人、テオ・エルナンデズも同様だ。大きなポテンシャルを秘めた19歳の左SBで、今夏にマドリー入りを果たしたが、まだまだ粗削り。現在のU-21代表からA代表に引き上げられるのはもう少し先だろう。

 最後にもうひとり、テオと同じフランス人の大物が残っている。カリム・ベンゼマだ。

 代表キャップ81を誇り、現役のフランス人選手では依然としてベストプレーヤーのひとりに数えられるが、15年10月を最後に代表から遠ざかっている。

 当時の代表のチームメイト、マテュー・ヴァルビュエナへの恐喝事件に加担した容疑で裁判沙汰となり、フランス・サッカー連盟から代表での活動を禁じる処分が科されたからだ。今年、処分は解除されたが、チーム内外への影響の大きさを危惧する代表監督のディディエ・デシャンには、このストライカーを呼び戻す気はないようだ。

 整理すると、トップチーム23人のうちW杯のメンバー入りが当確と言えるのは14人。あとはここにスペイン代表のL・バスケスが加わるかどうか、だ。

 つまり23人中9人、少なくとも8人は来夏のW杯をTV観戦することになるだろう。世界最強クラブとしては、意外と多いと言えるかもしれない。
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