• トップ
  • ニュース一覧
  • 【指揮官コラム】鹿児島ユナイテッドFC監督 三浦泰年の『情熱地泰』|「味や試合内容」は「値段や結果」に影響されるのか?

【指揮官コラム】鹿児島ユナイテッドFC監督 三浦泰年の『情熱地泰』|「味や試合内容」は「値段や結果」に影響されるのか?

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月11日

「勝利=最後まで走り続けた」「敗戦=足が止まった」という表現は適当か?

鹿児島のJ3リーグ最終戦は、相模原を相手に5-2の大勝。有終の美を飾った。(C) J.LEAGUE PHOTOS

画像を見る

 サッカーというスポーツでもそうだ。
 
 2節続けて最後までもつれる試合があった。1節目は最後にゴールして勝利した。2節目は最後に失点して終わってしまった。
 
 結果は天と地だが、そこまでの内容は同じものだったとする。運動量、判断力、反応スピード、精度、監督も選手にとっても良い内容の2試合であったが結末は違った。
 
 監督会見でホーム側の記者が質問をする。
「今日は足が止まった」と。
 
 最後の失点の瞬間は止まったのかもしれない。試合にはまったく同じシチュエーションが二度も存在することはないため、もちろん勝利できた試合と敗戦した試合に違いはあるであろう。
 
 ただ、きっと質問者は「勝利=最後まで走り続けた」「敗戦=足が止まった」と表現しただけ。本当にゲームの内容を精査して言っているわけではないのではないか?
 
 絵の裏をめくった瞬間なのだ。それなら絵を見ないで最初から裏を見れば、試合を見なくて結果を見るだけで良いのだ。
 
 プロの世界はもちろん、どんな内容だろうが裏をめくった瞬間(結果)が大事なのだとは思うが……。
 
 サウナで少し我慢しながら「中井貴一さん」のインタビューコーナーを見ながら、そんな事を感じた。
 
 中井さんの映画にも興味は湧くが、サッカー界ももっともっと結果だけではなく中身に拘って追求していかなければいけない。
 
 今年もあとわずか、来年はロシア・ワールドカップイヤーだ。さらに多くの人々に、サッカーに興味を持ってほしい。
 
 僕自身もしっかり来季に向けて準備しなければならない。
 2018年は僕にとっても日本にとっても本当に大事な年になる。
 
2017年12月10日
三浦泰年
【関連記事】
【指揮官コラム】鹿児島ユナイテッドFC監督 三浦泰年の『情熱地泰』|ブラジル戦をネガティブに捉え過ぎるな!
【指揮官コラム】鹿児島ユナイテッドFC監督 三浦泰年の『情熱地泰』|ロシアへ「今」をしっかり見極めなければ
【セルジオ越後】一番目立ったのは北朝鮮の応援団… ハリルは自分もサバイバルの一員なのを自覚すべき!
【釜本邦茂】W杯メンバー入りの重圧が足枷? 失敗したくない気持ちも分かるけど…
【ベガルタ戦記】渡邉晋の『日晋月歩』|サポーターが起こす拍手とスタジアムを包む一体感

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ