レジェンドの軌跡 THE LEGEND STORY――第31回・ルーニー(エバートン/元イングランド代表)

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サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月07日

物怖じしない天才は代表でもいきなり活躍!

代表ではベスト8が最高成績だったが、個人では多くの記録を残した。16年11月11日のロシアW杯予選スコットランド戦(写真/3-0の勝利)が、代表での最後の舞台に。 (C) Getty Images

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 早熟の天才は、もちろんイングランド代表においても偉大な記録を生み出している。
 
 プロ契約を結んでいないままプレミアリーグでのファーストシーズンを戦っていた03年2月17日(オーストラリア戦)、最年少の17歳と111日でA代表デビューを果たしたルーニーは、同年9月のマケドニア戦で今度は最年少得点。後者の記録は今なお、破られていない。
 
 15歳でU-18代表入りするなど、年代別代表で年上の選手と戦ってきた彼は、A代表でも全く物怖じすることなく、初のメジャーイベントとなったEURO2004ではスイス戦、クロアチア戦でそれぞれ2ゴール(4得点はランキング2位)。準々決勝ポルトガル戦で足を骨折し、チームもPK戦の末に敗れたものの、文句なしの国際デビューとなった。
 
 しかし、初の世界舞台である06年ドイツ・ワールドカップでは、怪我明けという悪コンディションのなかでワントップという大役を仰せつかるも、目に見える結果は残せず、準々決勝のポルトガル戦でリカルド・カルバリョの股間を踏みつけて一発退場という最悪の結末を迎えた。
 
 EURO2008で92年スウェーデン大会以来の予選敗退を喫し、捲土重来を期した10年南アフリカW杯、ルーニーは背番号10として攻撃の核を担ったものの、ここでも不調を託つ。イングランドは誤審がクローズアップされたドイツ戦で敗れ、ベスト16止まりで早々に帰国を余儀なくされた。
 
 続くEURO2016では、予選で受けたペナルティーによりグループステージ最終節からの出場となったが、決勝トーナメント進出を懸けたウクライナ戦で決勝点をゲット。準々決勝ではPK戦の末にイタリアに敗れるも、ルーニー自身は2番手として成功させている。
 
 その2年後のブラジル大会でも、ウルグアイ戦でゴール、イタリア戦でアシストと、自身は結果を残したものの、イングランドの得点はこの2つだけに終わり、グループステージ最下位という最悪の結末に終わった。
 
 そしてEURO2016。ルーニーはMFとしてこの大会に臨み、計4試合のうち3試合でスタメンに名を連ねた。準々決勝のアイスランド戦では試合開始4分で得たPKを決めて先制ゴールを決めたものの、そこから14分間で逆転を許し、大番狂わせを演じられて敗退を喫した。
 
 このように代表ではタイトルに縁のなかったルーニーだが、個人としては16年9月のロシアW杯予選(スロバキア戦)で代表キャップ数を116とし、デイビッド・ベッカムを抜いて、ピーター・シルトン(125)に次ぐ歴代2位に躍り出、その後、119まで記録を伸ばした。
 
 歴代最多の代表通算53得点という記録を保持し、最多キャップ数も目前だったが、今年に入ってからは招集メンバーから漏れるようになり、8月、クラブでのプレーに専念したという理由により、ルーニーはスリーライオンズのユニホームを脱いだ。
 
 自らけじめをつけたのは、7月、13年ぶりにエバートン復帰を果たしたことが原因だった。幼少の頃からの憧れのクラブに対し「成功するために全ての力を注ぎたい」と語った彼は、家族やクラブ側とも話し合った上で、この「厳しい決断」を下した。
 
 そのエバートンはプレミアリーグ15節を終えた時点で、負けが先行しての10位。ヨーロッパリーグでは1勝も挙げられないでグループステージ敗退が決するなど、開幕前に大型補強を施した割には芳しい状態になく、先月はロナルド・クーマン監督が解任されている。
 
 そんななかでも、ルーニーはリーグ開幕戦でいきなり得点を奪い、14節のウェストハム戦では自陣からの超ロングシュートでゴールを決めるなど存在感を示しており、ここからいかにチームを浮上に導くかが注目される。
 
 早熟の天才であり、多くの人々から「完璧な選手」と称賛される一方で、アルコールなどによって問題を起こすトラブルメーカーの一面もある。プライベートのことでも様々な話題を提供するなど、ある意味、多彩な魅力を振りまくルーニー。まだ32歳。今後も多くの伝説を作り出すはずだ。

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