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H組で日本は眼中なし? 舐めてもらって大いに結構。そこにこそグループリーグ突破の鍵が…

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2017年12月03日

サッカーは戦力だけで勝敗が決まるスポーツではない

吉田ら守備陣の奮闘はグループリーグ突破を成し遂げるうえで不可欠。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 ポーランド、セネガル、コロンビアの各メディアの反応を見ると、日本は眼中にない印象だが、舐めてもらって大いに結構。そのほうがパワーバランスを崩した時(例えば日本がコロンビアと引き分ける)に彼らに与える動揺が大きいからだ。
 
 サッカーは戦力だけで勝敗が決まるスポーツではない。メンタル(心理)もかなり重要で、だからこそ格上3か国の動揺を誘えるかがカギになる。初戦でコロンビアに負けても、あと2戦あるじゃないかという考え方はナンセンス。黒星発進からの巻き返しは強国だからこそできる芸当(例えば2010年大会のスペイン)で、日本のようなアウトサイダーがそれを実践するのは難しい。
 
 事実、日本は過去に出場したワールドカップで黒星スタートから決勝トーナメントに辿り着いた実績がない。前回大会も初戦でコートジボワールに敗れ、「まだまだ」という論調がありながらも2戦目でギリシャに引き分け、「まだ勝てば突破のチャンスがある」3戦目でコロンビアに惨敗を喫している。そこで突きつけられたのは、日本が弱いという現実だった。
 
 いわゆる地力がないのだから、まともにやり合っては活路など開けない。2010年大会のような割り切った戦い方(守備重視のカウンター戦術)は不可欠で、その意味で、ハリルホジッチ監督の采配も今後の見どころになる。
 
 いずれにしても、すべては初戦で決まる。ここで「3強1弱」のパワーバランスを崩せるか、日本が躍進できるかはそこにかかっている。
 
文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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