桐光学園戦のゴラッソで開いた扉… スピードスター伊東純也がA代表に初招集されるまで

カテゴリ:Jリーグ

鈴木潤

2017年12月01日

「最初に声を掛けてくれたクラブに入ろう」。そう決心していた伊東に真っ先に声を掛けたのは…。

U-23日本代表では直前の強化合宿まで招集されていたが、五輪メンバーには選ばれなかった。(C) SOCCER DIGEST

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 関東大学リーグ2部では17得点を記録して得点王に輝き、関東大学選抜入りを果たすと、大学4年時には全日本大学選抜にも名を連ねた。関東、あるいは全日本選抜で武藤嘉紀、室屋成など、将来のJリーグ入りを有望視されていた選手たちとチームメートになったことで、それまでは漠然としか描けなかった「プロサッカー選手」という目標を現実的に捉えるようになっていく。
 
「最初に声をかけてくれたクラブに入ろう」
 そう決心していた伊東に真っ先に声をかけたのが甲府だった。
 
 ルーキーイヤーには30試合に出場し、4得点という数字を残した。秋にはU-22日本代表候補のトレーニングキャンプにも参加したが、1月のリオ五輪予選を兼ねたU-23アジア選手権のメンバーからは外れた。代表とは縁がないのか――。
 
 2016年の柏移籍後も、6月に招集されたU-23日本代表では怪我もあって思うようなアピールができず、リオ五輪のメンバー入りは果たせなかった。
 
 ただし、柏のスタイルに伊東はピタリと噛み合った。ビルドアップとパス出しに長けたアカデミー出身選手の多い柏の中にあって、ドリブルでサイドを疾走する伊東のプレースタイルは明らかに異質だったが、逆に伊東のスピードがより強調される形にもなった。スピーディな突破のみならず、得点も鮮烈な形が多く、例えば2016年の鹿島戦で見せたダブルタッチからの移籍初ゴールしかり、今年の清水戦における60メートル独走ドリブルからのゴールや、G大阪戦でのカットインからの左足シュートなどは、まさしくセンセーショナルだった。
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