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【セルジオ越後】東アジア制覇は「ノルマ」。結果を残せないようなら監督解任を真剣に考えるべきだよ

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2017年11月29日

E-1選手権で優勝を逃すようならば…。

23名のメンバーを発表したハリルホジッチ監督。今大会で優勝を逃せば、進退を考えたほうがいい。写真●山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 もしE-1選手権で優勝を逃すようならば、ハリルホジッチ監督の解任も真剣に考えなくちゃいけない。協会にはそれくらいの覚悟を持ってもらいたいよ。

 実際、ここ数か月の戦いぶりはお世辞にも褒められない。9月にワールドカップ出場権を獲得したあと、10月のキリンチャレンジカップでは、格下のニュージーランド、ハイチを相手に1勝1分という成績ながら、内容では苦戦していた。先の欧州遠征では、ブラジルに完敗し、ベルギーにも勝負どころで差を見せつけられた。

 当然ながら、このままワールドカップに行っても、良い結果を残せるはずがない。もちろん、今大会で優勝したからと言って明るい展望が開けるわけではないけれども、中途半端な結果に終われば「このままで大丈夫か」というムードが立ち込めてくるのは想像がつく。そうなれば、ハリルホジッチ監督の進退問題が一気に再燃するだろう。

 監督を解任すれば莫大な違約金がかかるから協会も二の足を踏むだろうけど、そこは潔く判断すべきだ。

 同じアジアの国で言うと、3大会ぶりにワールドカップ出場するサウジアラビアなんかは、9月にワールドカップを決めてから2度も監督解任に踏み切った。協会と対立して辞任したベルト・ファンマルバイク元監督の後を引き継いだエドガルド・バウサ監督は、11月の強化試合で2連敗して解任されたようだね。

 このサウジの例に限らず、ワールドカップを任せられないと判断すれば、監督解任に踏み切るのは普通のことだと思う。そういう厳しさが、日本にはまだまだ足りないね。そのあたりをもっとシビアに考えていかないと、日本サッカーは強くなれないんじゃないかな。
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