【セルジオ越後の天国と地獄】苦戦が続く欧州組、状況は変わるのか

カテゴリ:特集

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年05月08日

利益をもたらす本田の放出はない。

財政的に制約のあるミランは大型補強が難しい。本田を含めた現有戦力を活かす方向で動くはずだ。 (C) Getty Images

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 今オフは、選手の移籍が活発化するかもしれない。リオ・ファーディナンドは引退の噂が出ているし、ヴィディッチもインテル移籍が決まっている。ルーニーやファン・ペルシにも放出の可能性があるようだ。一方で、補強のほうも水面下で動き出しており、ウルグアイ代表のカバーニやスアレスの獲得に興味を示していると報じられた。いずれも噂の域を出ていないけど、巻き返しを狙うのであれば、大型補強は必要だろう。
 
 香川も、こうしたチーム再建の波に飲み込まれる可能性はあるよ。ドルトムント時代の恩師であるクロップが就任すれば活躍の場が与えられるかもしれないけど、他の監督になったらまったく分からない。今季は結果を残せなかったからね。出番が少なかったとはいえ、結局のところ評価されるのは数字だ。香川に関しては、アジアツアーでの集客要員としての価値もあるけど、結局のところ使うか使わないかを決めるのは新監督だからね。
 
 ミランの本田に関して言えば、おそらく移籍はないだろう。まだ加入して半年も経っていないし、彼が連れてきたスポンサーは、ミランに大きな利益をもたらしている。こちらもCLの出場権を逃したけど、マンチェスター・Uほどの資金力はないから、移籍金をかけて大型補強に乗り出すのは難しい。本田の獲得も移籍金がゼロになるまで待つほどだったんだから、現有戦力を活かす方向で動くはずだ。
 
 むしろ、注目されるのは、岡崎の動向だよ。今季の欧州組を振り返ると、ステップアップできるのは彼くらいだ。今季の岡崎は、32節終了時点で14得点を挙げるなど、十分に評
価できる結果を残している。常にラインの裏を狙う岡崎のスタイルが、チーム戦術にマッチしたんだろうね。他のチームでフィットするかは分からないけど、興味を持つクラブは出てくるはずだよ。
 
 あとは、ワールドカップの結果も関係してくるだろう。毎回、ワールドカップの年は、そこでブレイクした選手がステップアップしている。日本人選手も注目される機会が増えたから、活躍すれば話が来るかもしれない。欧州組はもちろん、国内組にとってもチャンスだろう。柿谷や山口あたりは、以前から欧州移籍の噂があったし、本人たちもステップアップの意思はあるはずだ。そうしたチャンスを逃す手はないよ。
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