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【新潟】主力流出、統制の乱れ、指揮官交代…低迷の一因は“大幅な血の入れ替え”にあった

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2017年11月20日

「まとまりを欠いてしまっていた」(中野取締役社長)

シーズン途中に就任した呂比須監督も、チームの統制に時間がかかった。すでに今季限りでの退任が発表されている。写真:徳原隆元

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「1度の練習ですべてを教えるのは当然無理。メンバーを試しながらチームを作るのに、時間がかかった。タンキもホニも、日本は長くないので、うまくコミュニケーションがとれないこともあった」
 
 呂比須監督は甲府戦後の会見で、チーム作りについてこう反省を述べている。
 
 神田強化部長が「メンバー構成を多くしたのがJ2降格の原因ではない」と言うように当然メンバーの増幅がすべての原因ではないが、大所帯がゆえの連帯感の欠如といったデメリットは少なからず存在したのだろう。
 
 事実、中野幸夫取締役社長は「サッカーは監督、コーチ、選手、それをサポートするフロント、地域のみなさんの総合力で戦うスポーツ。そういった意味で今季は、まとまりを欠いてしまっていた。普通なら修正できる小さいことも、自信をなくしていたこともあり、困難になってしまった」と話している。
 
 J2降格が決まった翌19日には、神田強化部長と呂比須監督の退任が発表された。チームをリセットし、一から立て直そうという意思の表われだ。
 
 とはいえ、シーズン終盤戦、追い込まれてからの驚異的な粘り強さは見逃してはいけない。チームが一丸となり、戦術の整理が進めば、大きな力を発揮できることを証明したのも事実なのだ。まずは、新潟本来の団結力や連帯感を取り戻す。再建の道は、そこから始まるのかもしれない。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストweb)

甲府戦後に取材を受ける中野取締役社長(右)と神田強化部長(左)。沈痛な表情を浮かべた。写真:徳原隆元

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