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【セルジオ越後】ACL制覇へ価値あるドロー。浦和は奮闘しているだけに地上波で生放送されないのは残念だ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2017年11月19日

今の浦和の真骨頂と言えるパフォーマンスだった。

R・シルバのゴールで先制した浦和。前半のうちに追い付かれたが、アウェーの地で価値ある勝点1を手にした。(C)Getty Images

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 今朝、ACLの決勝第1戦が行なわれ、浦和はアウェーでアル・ヒラルと1-1で引き分けたね。青く染まった敵地で、多くのチャンスを作られながら手にした"勝点1"だ。第2戦はホームの埼玉スタジアムで戦えるわけだし、アウェーゴールを奪った点も含めて非常に価値のあるドローと言える。
 
 浦和の戦い方は準決勝の上海上港戦と同じだった。守備に力を割き、少ないチャンスを決め切るというものだ。
 
 アル・ヒラルはビッグネームはいないけど、フッキやオスカールを擁した上海上港より手強い相手だった。何度も決定機を作られたし、西川のファインセーブがなければ負けてもおかしくなかったよ。でも、レッズはしぶとく戦った。堀体制になってから今大会で見せてきた真骨頂と言えるスタイルだったね。
 
 レッズのサッカーはいわば弱者のやり方だ。横綱相撲はできなくても、耐えて土俵際でうっちゃりを狙う。リーグ戦では打って変わってポゼッションをする試合が多いから、なかなか結果を出せずにいるけど、ACLでは割り切った戦いで上手くゲームを運べている。
 
 このスタイルは日本サッカーにとって、ひとつのヒントになる。現に先日、欧州遠征を行なった日本代表はブラジルやベルギーに守備的な戦い方で挑んだ。結果は2連敗だったが、相手を圧倒する力がない今の日本は、このやり方を突き詰めていくしかないよ。
 
 話が逸れたけど、浦和は先制点も上手く奪ったね。R・シルバがスピードを活かして左サイドを突破し、一度はクロスをクリアされるも粘ってルーズボールを押し込んだ。ただ、そのR・シルバは後半途中に足を痛めたのか負傷交代となってしまった。ドリブルで敵陣に切り込める唯一の存在だっただけに、第2戦に間に合うかは大きなポイントだ。
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