ふたりのベテランがピッチ内外でチームをフォロー。選手自らがアクションを起こす雰囲気が生まれる。
4月には3連敗を喫し、夏場にも波に乗れない時期はあった。特に夏場は松本戦、福岡戦といった勝負所で勝利しながらも、思うように安定感を出せず、チームにとっての停滞期ともなり得る時期だった。
そんな時に存在感を発揮したのが髙杉亮太、前田悠佑といったベテランたちだ。高木監督が自ら無理に介入することはせず、長崎のスタイルを熟知する2人に、ピッチ内外でのフォローを任せた結果、チーム内に選手たちが自ら問題解決を考えてアクションを起こす一体感と雰囲気が強くなっていった。
こうして一体感と戦術理解を進めたチームは、勝利が自信を生み、自信が積極性を生んで結果につながるという好サイクルへと突入。ホームでの圧倒的な強さもあって、大一番となった9月の名古屋戦を土壇場でドローに持ち込み、ホーム最終戦でも讃岐に一度は追いつかれながらも粘り強い戦いで勝ち越し。勝負所でいかんなく強さを発揮した長崎は、地道な積み重ねによって、ついにJ1へと到達したのである。
文:藤原裕久(フリーライター)
そんな時に存在感を発揮したのが髙杉亮太、前田悠佑といったベテランたちだ。高木監督が自ら無理に介入することはせず、長崎のスタイルを熟知する2人に、ピッチ内外でのフォローを任せた結果、チーム内に選手たちが自ら問題解決を考えてアクションを起こす一体感と雰囲気が強くなっていった。
こうして一体感と戦術理解を進めたチームは、勝利が自信を生み、自信が積極性を生んで結果につながるという好サイクルへと突入。ホームでの圧倒的な強さもあって、大一番となった9月の名古屋戦を土壇場でドローに持ち込み、ホーム最終戦でも讃岐に一度は追いつかれながらも粘り強い戦いで勝ち越し。勝負所でいかんなく強さを発揮した長崎は、地道な積み重ねによって、ついにJ1へと到達したのである。
文:藤原裕久(フリーライター)