アルゼンチンの名将がフランスで新たな挑戦に臨む
【マルセイユ】ビエルサと来季の監督就任で合意
1か月以上続いた交渉を経て、マルセイユの来季監督に、マルセロ・ビエルサの就任が決まった。アスレティック・ビルバオと1年で訣別した後、モンテレイ(メキシコ)との交渉などがあったものの、1年間の浪人生活を続けて来た60歳の元アルゼンチン代表監督、チリ代表監督は、フランスという新天地で新たな挑戦をスタートする。
【カターニャ】リナウドのレンタルを1年間延長。アルバレスはウェストハムへ
カターニャはスポルティング・リスボンとの間で、MFファビアン・アンドレス・リナウドのレンタルを、買い取りオプションつきで1年延長することで合意に達した。もしカターニャがセリエBに降格した場合も、この契約は有効となる。その際は、セリエA復帰を目指すうえで重要な戦力になるだろう。
一方、今シーズン末で契約が満了するDFパブロ・アルバレスは、ウェストハムと来シーズンからの契約について合意に達した模様。この勤勉な右サイドバックは、イングランドに新天地を見出す。
【ラツィオ】ビアーバ、契約更新か、アタランタ行きか
今シーズン一杯でラツィオとの契約が満了するジュゼッペ・ビアーバだが、クラウディオ・ロティート会長は契約の更新を考えている。ビアーバはこのチームを支えてきたコアメンバーのひとりであり、あと1年プレーした後にクラブの幹部として残る可能性もあり得る。これはロティートにとっても、ビアーバ本人にとっても魅力的なプランだ。
もしラツィオとの契約を更新しない場合には、故郷ベルガモのアタランタがオファーの準備をしている。今シーズンの残り3試合を終えたら、選択の時がやって来る。
【パルマ】オスカル・ロメロに興味
来シーズンに向けて新戦力の発掘を目論んでいるパルマが、セロ・ポルテーニョ(パラグアイ)でプレーする、1992年生まれのウイング、オスカル・ロメロに興味を持っている。クラブがつけた値札は、300万ドルから400万ドル。代理人のアントネッロ・プレイーティが来週、イタリアを訪れてパルマと話し合いを持つという情報もあり、そこで話が一気に進む可能性もある。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
1か月以上続いた交渉を経て、マルセイユの来季監督に、マルセロ・ビエルサの就任が決まった。アスレティック・ビルバオと1年で訣別した後、モンテレイ(メキシコ)との交渉などがあったものの、1年間の浪人生活を続けて来た60歳の元アルゼンチン代表監督、チリ代表監督は、フランスという新天地で新たな挑戦をスタートする。
【カターニャ】リナウドのレンタルを1年間延長。アルバレスはウェストハムへ
カターニャはスポルティング・リスボンとの間で、MFファビアン・アンドレス・リナウドのレンタルを、買い取りオプションつきで1年延長することで合意に達した。もしカターニャがセリエBに降格した場合も、この契約は有効となる。その際は、セリエA復帰を目指すうえで重要な戦力になるだろう。
一方、今シーズン末で契約が満了するDFパブロ・アルバレスは、ウェストハムと来シーズンからの契約について合意に達した模様。この勤勉な右サイドバックは、イングランドに新天地を見出す。
【ラツィオ】ビアーバ、契約更新か、アタランタ行きか
今シーズン一杯でラツィオとの契約が満了するジュゼッペ・ビアーバだが、クラウディオ・ロティート会長は契約の更新を考えている。ビアーバはこのチームを支えてきたコアメンバーのひとりであり、あと1年プレーした後にクラブの幹部として残る可能性もあり得る。これはロティートにとっても、ビアーバ本人にとっても魅力的なプランだ。
もしラツィオとの契約を更新しない場合には、故郷ベルガモのアタランタがオファーの準備をしている。今シーズンの残り3試合を終えたら、選択の時がやって来る。
【パルマ】オスカル・ロメロに興味
来シーズンに向けて新戦力の発掘を目論んでいるパルマが、セロ・ポルテーニョ(パラグアイ)でプレーする、1992年生まれのウイング、オスカル・ロメロに興味を持っている。クラブがつけた値札は、300万ドルから400万ドル。代理人のアントネッロ・プレイーティが来週、イタリアを訪れてパルマと話し合いを持つという情報もあり、そこで話が一気に進む可能性もある。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)