コロンビアを下した自国代表に対しては絶賛の嵐。
後半の反撃については、「後半、日本は死力を尽くした。“ジョーカー”浅野を投入し、名誉挽回のゴールを決めるために必死になった。結局、63分に井手口のクロスを槙野がヘッドで叩きこみ、体面を保った」(『ブリッジ経済』)といった評価も一部にはあるが、いずれにしても、ブラジル戦の日本に対しては厳しい見方が大多数を占めている印象だ。
その一方で、自国代表に対しては絶賛の嵐だ。
なにしろ韓国は、ロシア・ワールドカップのアジア最終予選こそギリギリで突破したものの、10月の欧州遠征(ロシア、モロッコと対戦)でも合計7失点を浴びて2連敗するなど不振が続いていた。6月にシン・テヨン監督が新指揮官の座に就いてからは一度も勝ち星はなく、同日に行なわれたコロンビア戦でようやく初勝利を挙げたのである。
格上相手の金星には、メディアも「“ソン・フンミンのマルチゴール”韓国、コロンビアを2-1で破る…シン・テヨン号の初勝利“蘇った攻撃本能”」(『etoday』)、「“少し家を離れていた”闘志、韓国サッカーが復活した!」(『スポーツ東亜』)などと喜びを隠さない。
その勢い余って、日本との比較も展開している。
前出の『国際新聞』は、「日本1-3ブラジル、セルビア2-0中国…東アジアが完敗のなか、韓国だけが笑った」と見出しを付けた記事で、「(コロンビア戦は)韓国の完勝で終わった」と前置きし、「同日に日本はブラジルを相手に苦戦を強いられ、1-3で敗れた。ネイマールが2本のPKのうち1本を外したことを踏まえると、ほとんど完敗に近い点差だと言える」と綴っている。
『デイリーアン』などは、「韓国対コロンビア、日本対ブラジル戦後、日本の反応は?」として、日本のサッカーファンがSNSなどに書き込んだ「ソン・フンミンはアジア最高のストライカーだ」「日本にソン・フンミンみたいな選手がいればブラジルとも渡り合えたかもしれない」といったコメントまで掲載していたほどだ。
11月のAマッチ第1戦では明暗が分かれた日本と韓国。韓国は14日にセルビアと、日本は15日(現地14日)にベルギーと対戦するが、次戦でも韓国から誇らしげな視線が送られるだろうか。
文:李仁守(ピッチコミュニケーションズ)
その一方で、自国代表に対しては絶賛の嵐だ。
なにしろ韓国は、ロシア・ワールドカップのアジア最終予選こそギリギリで突破したものの、10月の欧州遠征(ロシア、モロッコと対戦)でも合計7失点を浴びて2連敗するなど不振が続いていた。6月にシン・テヨン監督が新指揮官の座に就いてからは一度も勝ち星はなく、同日に行なわれたコロンビア戦でようやく初勝利を挙げたのである。
格上相手の金星には、メディアも「“ソン・フンミンのマルチゴール”韓国、コロンビアを2-1で破る…シン・テヨン号の初勝利“蘇った攻撃本能”」(『etoday』)、「“少し家を離れていた”闘志、韓国サッカーが復活した!」(『スポーツ東亜』)などと喜びを隠さない。
その勢い余って、日本との比較も展開している。
前出の『国際新聞』は、「日本1-3ブラジル、セルビア2-0中国…東アジアが完敗のなか、韓国だけが笑った」と見出しを付けた記事で、「(コロンビア戦は)韓国の完勝で終わった」と前置きし、「同日に日本はブラジルを相手に苦戦を強いられ、1-3で敗れた。ネイマールが2本のPKのうち1本を外したことを踏まえると、ほとんど完敗に近い点差だと言える」と綴っている。
『デイリーアン』などは、「韓国対コロンビア、日本対ブラジル戦後、日本の反応は?」として、日本のサッカーファンがSNSなどに書き込んだ「ソン・フンミンはアジア最高のストライカーだ」「日本にソン・フンミンみたいな選手がいればブラジルとも渡り合えたかもしれない」といったコメントまで掲載していたほどだ。
11月のAマッチ第1戦では明暗が分かれた日本と韓国。韓国は14日にセルビアと、日本は15日(現地14日)にベルギーと対戦するが、次戦でも韓国から誇らしげな視線が送られるだろうか。
文:李仁守(ピッチコミュニケーションズ)