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【現地発】“現在地”はFWの5番手。F・トーレスとアトレティコの関係は来年1月に終焉を迎えるのか

カテゴリ:ワールド

エル・パイス紙

2017年11月08日

進退問題はデリケートかつ予測の難しい課題。

シメオネ監督は“構想外”のスターをどう扱うのか。今冬の動きに注目したい。 (C)Getty Images

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 エースのアントワーヌ・グリエーズマンのパートナー役が定着しない状況は、今シーズンも不変だが、ここまでに4ゴールを奪っているアンヘル・コレア(886分/先発出場11試合)はもちろん、リーガが開幕する1週間前まで移籍市場に売りに出されていたルシアーノ・ビエット(419分/先発出場6試合)よりも出場時間は少ない。10月に本格復帰を果たしたばかりのガメイロにしても、すでに出場時間(333分)、先発出場(4試合)ともトーレスを上回っている。

 シメオネとトーレスは、クラブのアイコンとしてファンの人気を二分する存在だが、それゆえに両者の関係を難しくしてきた部分も否めない。

 それはトーレスの復帰以来、「アイコン」としてではなく「戦力」として獲得したことを、必要以上にアピールするシメオネの態度からもうかがえるが、たとえ結果やパフォーマンスに見合わない評価しか得られなくても、トーレスが不平不満をこぼすことはなかった。

 スロースターターのトーレスは、シーズンの終盤に活躍するケースが多く、アトレティコ復帰後も、CLやリーガでは春先に重要なゴールを決めてきた。それでもまた新しいシーズンが開幕すれば、クラブが大金を投じて獲得した新加入FWに定位置を奪われ、ベンチ要員に逆戻りする。

 現状のままなら、来年1月に退団というシナリオも十分考えられるだろう。ただ、シメオネと並ぶクラブのアイコンだけに、おいそれと売却できるものではない。このトーレスの進退問題は、それだけアトレティコにとって、デリケートかつ予測の難しいテーマなのである。

文:ラディスラオ・ハビエル・モニーノ(エル・パイス紙/アトレティコ番記者)
翻訳:下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
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