【岩本輝雄のオタクも納得!】バランスの悪かったマリノス。中盤に防波堤があれば…

カテゴリ:連載・コラム

岩本輝雄

2017年10月23日

5人を横一列に均等に並べて、防波堤を作る。

 マリノスのシステムの話に戻すけど、どこに“穴”ができていたかは明確だった。ひとつの修正案として、どこかのタイミングで4-5-1にするのはどうだったか。
 
 中盤の攻防で後手を踏んでいたし、人数も足りていない。バランスも悪い。それだけに、5人を横一列に均等に並べて、不用意にスペースを作らないように防波堤を作る。
 
 ボールの動かし方に無駄がなく、ビルドアップも上手いアントラーズ相手には、自陣のゴール前を固めるよりも、ミドルゾーンで勝負に持ち込んで、そこで引っ掛けてボールを奪ったほうが、全体的な疲労も少なかったのではないだろうか。
 
 マリノスは最後の交代カードでCBの栗原を投入して、5バック気味にして逃げ切った。システム的には5-4-1だ。それもまた強固な壁を築いて、守備の強度は上がったと思うけど、中盤の密度をより高めた守り方も見てみたかったね。
 
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