レジェンドの軌跡 THE LEGEND STORY――第29回・ロマーリオ(元ブラジル代表)

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サッカーダイジェストWeb編集部

2017年10月19日

そのゴールで母国を世界の頂点に導いた94年

ブラジル4度目の世界制覇の原動力になった94年。もしロマーリオが4年後もセレソンの一員であったなら、ロナウドへのプレッシャーも緩和され、違ったシナリオや結果が見られたかもしれない。 (C) REUTERS/AFLO

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 バルサで輝きを放った94年は、ロマーリオにとってキャリアのピークとも言える。この年、彼はFIFA最優秀選手に選出された。
 
 ロマーリオが世界で最も優れた選手と認められたのは、クラブでの活躍だけが理由ではない。むしろ、ブラジル代表としての働きが評価された結果だ。アメリカ・ワールドカップ優勝――母国に24年ぶりの栄光をもたらした彼は、名実ともに世界一の選手となった。
 
 ロマーリオにとってもうひとつのキャリアである代表チーム。それもまた、栄光に彩られたものであり、また彼のストライカーとしての優秀さを証明した。
 
 その名が初めて世界に知れ渡ったのは、88年のソウル・オリンピック。オーストラリア、ユーゴスラビア、ナイジェリアと同組のグループステージでハットトリックを含む5ゴールを挙げると、準々決勝の西ドイツ戦、決勝のソ連戦で1点ずつを加え、大会得点王に輝いたのだ。
 
 しかし、チームは決勝で延長の末に敗れて銀メダルに終わるという苦い思いも残った。87年5月23日のアイルランド戦でA代表デビューを飾っていた彼は、五輪以上の大舞台での雪辱を誓い、まず89年にコパ・アメリカで優勝。決勝ラウンド全3試合でゴールを奪う活躍を見せた。
 
 そして90年、自身初のW杯に出場。しかし、FWのレギュラーの座はエースのカレッカとミューレルが占め、ロマーリオはすでに突破を決めた後のグループステージ最終戦に出場したのみで、ノーゴールに終わった。
 
 この大会で伝統に反して守備的な戦術を採用した挙げ句に、宿敵アルゼンチンに無残な敗北を喫したブラジルは、以降、迷走が続き、94年アメリカ大会の予選では、それまで予選では一度も負けたことのないボリビアに2点を奪われて完封されるなど、どん底状態にあった。
 
 しかし、そんななかでもロマーリオの自信は揺らぐことがなく、迎えた本大会、グループステージではロシア、カメルーン、スウェーデン相手に決勝(先制)ゴールを決め、決勝トーナメント1回戦では開催国アメリカを下すベベットのゴールをアシストした。
 
 大会屈指の好カードとなった準々決勝のオランダ戦で先制ゴール、そして準決勝スウェーデン戦で決勝ゴールを挙げ、母国をイタリアとの決勝へ導いたロマーリオ。ローズボウルでの一戦、得点機はあったものの、名手フランコ・バレージらの好守備により、120分間でゴールネットを揺らすことはできなかった。
 
 しかし、W杯史上初となった決勝でのPK戦で、ロマーリオは2番手として事もなげに決めてみせ、後続の選手たちに精神的な強さを与えた。そしてブラジルは見事、世界一となったのである。大会得点王には1点足りなかったが、彼はそれ以上の喜びと勲章を手に入れた。
 
 2度目のW杯で大会MVPに輝いたロマーリオ。4年後、そしてそれ以降も大舞台での活躍が見られると思われていたが、98年フランス大会は直前の筋肉系の怪我で出場を逃し、2002年日韓大会では予選で活躍するも、最終メンバーに残ることができず、記者会見で涙を流した。
 
 後輩ロナウドとの「RO-ROコンビ」で破壊力抜群の攻撃を展開し、97年にはコパ・アメリカ、コンフェデレーションズ・カップ、フランスでのプレワールドカップなどのタイトル獲得に貢献したロマーリオは、最後までその得点力を落とすことなく、05年4月27日にラストマッチとなるグアテマラ戦を迎えた。
 
 キャプテンとして臨んだこの試合でもゴールを決めた「セレソン」史上に残る稀代のストライカーは、70試合出場・55得点(歴代4位)という成績を残してカナリア色のユニホームを脱いだ。
 
 一方、クラブではバルサを退団後、彼は「流浪の戦士」となり、フラメンゴ、バレンシア、バスコ、フルミネンセ、アル・サッド、マイアミFC、アデレード・ユナイテッド、アメリカと、毎年のように(1年に複数回の時も?)所属クラブを変え、世界各地を渡り歩いた。
 
 これほど環境が頻繁に変わっても、ゴールを奪い続けるのが、この男の凄いところで、07年5月にはついに、キャリア通算1000ゴールを達成。これについて、あくまでも自己申告として、正確性や信憑性を疑う声もあったが、いずれにせよ公式戦に限った得点数では、あのペレを越えて史上最多であるという。
 
 05年にはビーチサッカーのブラジル代表としてもW杯に出場し、07年にはバスコでプレイングマネジャーを務めるなど、多岐にわたる活躍を見せたロマーリオは、2009年に現役選手としてのキャリアに幕を閉じた。
 
 天才ストライカーである一方で、敵味方関係なしにトラブルを起こし、練習をさぼったり、監督を批判(罵倒)したりと、やりたい放題の“悪童”としての側面を持っていた彼が、第2の人生の活躍の場として選んだのは、なんと政治の舞台だった。
 
 10年に抜群の知名度を活かしてブラジル下院議員に当選したロマーリオ。国民に至福の時を与え続けた男は今、国民の生活を守ることに全ての力を注いでいる。

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