日韓両国は“東アジアの盟主”のプライドを取り戻せるか。
韓国は10月7日、10日に行なわれたロシアとモロッコとの親善試合で、それぞれ2-4と1-3で敗れている。計7失点の2連敗と不甲斐ない結果に終わったわけだが、試合内容も苦々しいものだった。
順位争いが佳境を迎えるKリーグに配慮し、今回の連戦には海外組だけで挑んだのだが、本職のサイドバック不在で、急きょ採用したのが3-4-3から4-1-4-1に移行できる“変形3バック”だった。
しかし、その窮余の策は選手に馴染まず、結果は大量失点を生んだ。モロッコ戦では相手の素早い攻撃に成す術もなく、前半30分にもならないうちに一気に3人を交代させて4バックに転換していたほどだ。韓国のサッカー専門誌『FourFourTwo KOREA』はこうした結果について、「ディフェンスは自動ドアのようにあっさりと道を開け、選手たちの集中力は飲酒運転レベルだった」と痛烈に批判している。
そんな状況だからこそ韓国は、日本の不振にスポットライトを当てることで、自国の危機感を和らげたかったのかもしれない。前出の『SPOTVNEWS』などは、「日本は韓国とともに“東アジアの盟主”として君臨してきた」と両チームを同列に並べたうえで、その威厳はもはや「紙で作った虎になった」と綴っている。“紙で作った虎”は、日本で言うところの“絵に描いた餅”に当たる言葉だ。
シン・テヨン監督はモロッコ戦後、「このままではワールドカップになぜ出場したんだと言われるかもしれない」と落胆していたが、その姿はハイチ戦後に「恥をさらしてしまった」と怒りをあらわにしたハリルホジッチ監督とも重なる。
岐路に立たされた日本と韓国は、ロシア・ワールドカップまでに“東アジアの盟主”のプライドを取り戻せるだろうか。
文:李仁守(ピッチコミュニケーションズ)
日本代表×ハイチ戦の「美女サポーター」を一挙紹介!
【日本代表PHOTO】倉田秋、杉本健勇の大阪コンビがゴール!
順位争いが佳境を迎えるKリーグに配慮し、今回の連戦には海外組だけで挑んだのだが、本職のサイドバック不在で、急きょ採用したのが3-4-3から4-1-4-1に移行できる“変形3バック”だった。
しかし、その窮余の策は選手に馴染まず、結果は大量失点を生んだ。モロッコ戦では相手の素早い攻撃に成す術もなく、前半30分にもならないうちに一気に3人を交代させて4バックに転換していたほどだ。韓国のサッカー専門誌『FourFourTwo KOREA』はこうした結果について、「ディフェンスは自動ドアのようにあっさりと道を開け、選手たちの集中力は飲酒運転レベルだった」と痛烈に批判している。
そんな状況だからこそ韓国は、日本の不振にスポットライトを当てることで、自国の危機感を和らげたかったのかもしれない。前出の『SPOTVNEWS』などは、「日本は韓国とともに“東アジアの盟主”として君臨してきた」と両チームを同列に並べたうえで、その威厳はもはや「紙で作った虎になった」と綴っている。“紙で作った虎”は、日本で言うところの“絵に描いた餅”に当たる言葉だ。
シン・テヨン監督はモロッコ戦後、「このままではワールドカップになぜ出場したんだと言われるかもしれない」と落胆していたが、その姿はハイチ戦後に「恥をさらしてしまった」と怒りをあらわにしたハリルホジッチ監督とも重なる。
岐路に立たされた日本と韓国は、ロシア・ワールドカップまでに“東アジアの盟主”のプライドを取り戻せるだろうか。
文:李仁守(ピッチコミュニケーションズ)
日本代表×ハイチ戦の「美女サポーター」を一挙紹介!
【日本代表PHOTO】倉田秋、杉本健勇の大阪コンビがゴール!