迎えたホンジュラスとの第1戦で福岡は相手のマンツーマンでの対応に遭う。凡庸な選手なら思うようにプレーさせてもらえずにイラ立つ流れだが、自分と平川怜にマークが来るなら別のところを使えばいいとばかりに涼しくいなしつつ、自身はリスクを管理しつつ、カウンター対応に隙を生じないように構えた。さらに後半開始早々には、最大の武器であるディフェンス裏へのダイナミックな飛び出しからFW宮代大聖のゴールもアシスト。しっかり結果も残した。
ちなみに、この初戦でも福岡はちょっと心配になる様子を見せながら負傷退場でピッチを後にしているのだが、「いやあ、全然大丈夫です」とケロリとした顔で普通に歩いてミックスゾーンに登場。またしても笑いを誘発していた。
笑顔の主将はこの後の「6試合」でも、しっかりイレブンをリードしてくれそうだ。
取材・文 川端暁彦