好調インテルの「ラストピース」、冬にエジルかパストーレを獲得?

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年10月09日

エジルやパストーレをターゲットに。

去就に注目が集まるエジル。R・マドリー時代の恩師モウリーニョが率いるマンチェスター・Uも移籍先の候補に挙がる。(C)Getty Images

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 インテルの最大の強みは、打開力に優れ、縦に速いスパレッティのサッカーを体現するペリシッチとカンドレーバ、その両翼が作り出したチャンスを高い確率でゴールに結び付けるイカルディの攻撃トリオだ。
 
 逆に不足しているのが創造性で、4節のクロトーネ戦(2-0)のように、引いて守る相手には手詰まりとなり、アイデア不足で終盤まで崩し切れないケースが少なくない。
 
 このウイークポイントを改善するため、冬の移籍市場での獲得を狙っているのが、ブロゾビッチやマリオよりもワンランク上の違いを作れるトップ下だ。
 
 そのトップターゲットに挙がっているのが、アーセナルのメスト・エジル。今シーズンは精彩を欠いてもはや絶対的なレギュラーではなくなっており、来年6月で契約が切れる(移籍金がゼロになる)ため、冬に放出されても不思議はない。
 
 もうひとりがパリ・サンジェルマンのハビエル・パストーレだ。ネイマールやキリアン・エムバペが加入で出番が激減しているため、本人も退団に気持ちが傾いている。
 
 故障もあり、ここ1か月はまったくプレーしていないものの、ネイマールが加入するまでは4試合で2ゴールと好調を維持していた。何より、パレルモで2年間イタリアのサッカーを経験しているのはプラスだ。
 
 エジルはマンチェスター・ユナイテッドやバイエルン、パストーレはアトレティコ・マドリーなどとの争奪戦が予想されるため、一筋縄ではいかないだろう。パストーレは3000万ユーロ(約38億4000万円)前後、エジルはそれ以上の移籍金が必要と見られ、年俸も高額なため、インテルにとっては安くない買い物となる。
 
 しかし、この「ラストピース」が埋まれば、CL出場権、ひいてはスクデット獲得の「切り札」となるはずだ。1月にどんな動きを見せるのか。今後の動向から目が離せない。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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