“主力5人の造反”に遭ったアンチェロッティ、リーダー不在ではさすがに…

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年09月30日

せめてラームかシャビ・アロンソのうち1人でも残っていれば…。

リベリ(右から2人目)やロッベン(中央)、フンメルス(左隅)などのエゴを、リーダー不在もあってアンチェロッティは抑えきれなかった。(C)Getty Images

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 その最大の理由として考えられるのが、“リーダーの不在”だ。昨シーズンまで主将だったフィリップ・ラーム、司令塔のシャビ・アロンソという2人のベテランが今夏に揃って引退。さらにキャプテンマークを引き継いだマヌエル・ノイアーも怪我を繰り返し、現在も左足の怪我で長期離脱中だ。
 
 仮に重鎮2人のうち1人でも現役を続け、ノイアーも健在であれば、主力5人のワガママをなだめすかし、内紛を避けられた可能性が少なからずあっただろう。
 
 つまり今シーズンのアンチェロッティには、ミラン時代のパオロ・マルディーニ、チェルシー時代のジョン・テリー、マドリー時代のセルヒオ・ラモスのような選手と監督の橋渡しをするような絶対的なリーダーが欠けていたのだ。
 
 誰もが尊敬するベテランの2人が一気に去り、その後釜としてリーダーシップ発揮が期待された守護神も戦線離脱……。そんな逆風の中では、さすがのアンチェロッティもアクの強い主力5人のエゴを制御できなかった。
 
 なお、バイエルンはアシスタントコーチだったウィリ・サニョール(元フランス代表DF)が、10月1日のヘルタ・ベルリン戦で暫定監督を務める予定。その後のAマッチウィーク中に後任を決めたいとし、トーマス・トゥヘル(前ドルトムント監督)やユリアン・ナーゲルスマン(現ホッフェンハイム監督)などが2大候補に挙がっている。

 しかし、あのアンチェロッティでさえも制御できなかった「リーダー不在のバイエルン」を、期待の若手戦術家とはいえ世界的メガクラブを率いた経験のない2人が、はたしてコントロールできるのか。不安が否めないと言わざるをえない。
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