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【なでしこの現状に迫る!|熊谷紗希×岩政大樹#3】若手は早く欧州に渡るべき。必要なのは「タイミングと勇気」

カテゴリ:日本代表

岩政大樹

2017年09月15日

周りの状況も見て動けるのは日本人だからできること。

欧州での日本人の評価は高い、と熊谷は言う。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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岩政 思い切りが良い方なんですね。
 
熊谷 ですね。移籍した当時は20歳だったし、失うものもなかった。大学を卒業してから行こうかなとも思っていたんですけど。
 
岩政 ご自身の経験からも、早めにヨーロッパに出たほうがいいと?
 
熊谷 ヨーロッパでは日本人の評価が結構高いんです。細かい巧さを持っているし、周りの状況も見て動けるのは日本人だからできること。受け入れてくれるクラブはたくさんあると思います。必要なのは、タイミングと勇気です。
 
岩政 前目の選手は特長を出しやすいですが、守備の選手は違いますよね? それでも、6年間もヨーロッパでプレーできているのは、日本時代とは対応の方法を変えたからですか?
 
熊谷 身体能力では勝てないから、いかに裏のスペースで勝負しないかを考えました。私は読みで生きているところがあるので、ボランチで使われたら攻守の切り替えのところで1本目のパスをカットしたり、奪った瞬間に誰につなぐかを考えたりします。
 
岩政 読みという言葉は難しいですよね。さわりしか知らない人には、ストレートかカーブかヤマを張っているような感じに思われてしまいます。でも、ちょっと違うじゃないですか。読みといっても、自分でやられちゃいけないところを睨みながら、ギリギリで判断しますよね。
 
熊谷 そうですね。ヤマは張っていません。いくつかの判断材料を持ちながらプレーしています。アンカーを任される時は、最終ライン前の潰し役として周りにいる敵は見ますし、こぼれ球への反応は絶対に負けないようにしていますね。
 
岩政 2ボランチの時だと?
 
熊谷 センターバックにバイタルエリアを任せます。基本的には、私は前で勝負したい。後ろをケアしていて自分のマークしている選手にサイドチェンジされたら私の責任なので。
 
岩政 まずは、自分の前にいる選手にやらせないことを意識しているわけですか。
 
熊谷 自分の後ろは「担当じゃない」くらいの割り切りはあります。チームの約束はあまりないから、個人の判断でやっています。
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